ファミリーマートで使えるバーコード決済には、「PayPay(ペイペイ)」の他に、ファミリーマートが独自開発した「FamiPay(ファミペイ)」があり、どちらを使えばお得なのか迷ってしまうと思います。
そこで、この記事ではPayPay(ペイペイ)とFamiPay(ファミペイ)の利用を比較してどちらがお得なのかを検証してみました。
目次
PayPayとFamiPayの基本還元率
PayPayの還元率について
PayPay(ペイペイ)は言わずと知れた、ソフトバンクとLINEヤフーが提供するQRコード決済アプリで、支払いでPayPayポイントがたまります。
PayPayには大きく分けて二つの支払方法があり、一つは現金をチャージして利用する「残高払い」、もう一つはPayPayカードを登録して支払う「クレジット(旧PayPayあと払い)」です。
それぞれの還元率は以下のとおり(2023年12月時点)。
PayPay残高 | クレジット (旧PayPayあと払い) |
|
基本還元率 | 0.5% (最大1%) |
1% (最大1.5%) |
PayPay還元率は、残高払いであれば0.5%ですが、PayPayカードを設定したクレジット(旧PayPayあと払い)であれば、1.0%になり、さらにPayPayステップの達成状況により+0.5%還元が追加されます。
さらに、ソフトバンクユーザーはペイトクプランによって還元率がアップします。
FamiPay(ファミペイ)の還元率について
FamiPay(ファミペイ)は、ファミリーマートが提供するQRコード決済アプリで、支払いでファミペイボーナスがたまり、ファミリーマートで使えるお得なクーポンを配信しています。
FamiPay(ファミペイ)にも二つの支払方法があり、一つが現金をチャージして利用する通常の「ファミペイ払い」で、もう一つがファミペイを利用した料金を翌月まとめて支払う「ファミペイ翌月払い」です。
それぞれの還元率は以下のとおり(2023年12月時点)。
ファミペイ払い | ファミペイ翌月払い | |
基本還元率 | 0.5% | 1% (最大5%) |
「ファミペイ翌月払い」には、+0.2%または、+4%が追加される「ファミペイ翌月払いステップボーナス」というプログラムがあります。
+0.2%の場合は「ファミペイバーチャルカードの登録」条件となっており、+4%の場合は「ファミペイバーチャルカードの登録」に加え「ファミペイローンの契約」が必要です。
還元率を比較
チャージで利用できる「PayPay残高払い」と通常の「ファミペイ払い」の還元率を比較すると以下のようになります。
PayPay残高払い | ファミペイ払い | |
基本還元率 | 0.5% (最大1%) |
0.5% |
PayPayステップの達成度に応じてかわりますが、基本的にどちらも同じ還元率です。
「クレジット(旧PayPayあと払い)」と「ファミペイ翌月払い」を比較すると以下のとおり。
クレジット (旧PayPayあと払い) |
ファミペイ翌月払い | |
基本還元率 | 1% (最大1.5%) |
1% (最大5%) |
「PayPayステップ」や「ファミペイ翌月払いステップボーナス」によって、還元率が異なりますが、基本的な還元率は0.5%、1.0%で同じです。
ポイントカードが使える
ファミリーマートでは、「Tポイント」「dポイント」「楽天ポイント」をためることができ、ポイントの2重取りができます。
PayPayでもFamiPay(ファミペイ)でも利用でき、いずれも0.5%ポイント還元(200円につき1ポイント)です(キャンペーンなどによって異なる場合があります)。
ただし、PayPayの場合はポイントとアプリ連携ができないため、PayPayとポイントカードを別々に提示する必要があります。
FamiPayは各ポイントとアプリ連携することでファミペイのバーコードを見せるだけでポイントをためることが可能です。
その他の項目を比較
基本還元率以外に、下記の項目で二つの決済アプリを比較しました。
- 1)請求書払いのポイント還元率
- 2)チャージのポイント還元率
- 3)クーポンの利用
- 4)キャンペーンの利用
1)請求書払いのポイント還元率
「請求書払い」とは、商品やサービスを購入するとバーコードや「地方税統一QR(eL-QR)」がついた請求書(払込票)が住所に送付されて、その内容に基づいて支払う方法です。
請求書(払込票)にバーコードもしくは「地方税統一QR(eL-QR)」が印刷されていれば、PayPayでもFamiPayでも、コンビニなどに持っていかずにコードを読み取って決済できます。
請求書払いでアプリを利用した時のポイント還元は以下のとおりです。
FamiPay (ファミペイ) |
PayPay残高 | クレジット (旧PayPayあと払い) |
|
ポイント還元 | 支払い1件につきファミペイボーナス10円相当 | なし | なし |
PayPayは請求書払いを利用できますが、請求書払いによるポイント還元はありません。
そのため、請求書払いで利用するならFamiPay(ファミペイ)の方がお得です。
2)チャージのポイント還元率
PayPayはチャージによるポイント還元はありません。
FamiPayは「ファミマTカード」を利用してチャージすると200円ごとに1円相当のFamiPayボーナスがもらえます(還元率0.5%)。
「ファミマTカード」を持っていればポイント還元があるのでお得です。
3)クーポンの利用
PayPayクーポン
ファミリーマートは、PayPayクーポンに登録があるため、クーポン配信時に利用すれば、ポイント還元などでお得にお買い物ができます。
PayPayクーポンを使った時のポイント還元率はおおよそ5%のため、クーポンがある時に利用すれば、FamiPayの基本還元率の10倍お得です。
FamiPayクーポン
FamiPayにもクーポンがあり、さまざまな割引クーポンやドリンク回数券があります。
コーヒーなどのチケットを10杯分まとめて購入できる「回数券」を購入すれば、1杯ずつ購入するよりも100~200円程度お得です。
PayPayクーポンは不定期配信ですが、FamiPayクーポンはいろいろなクーポンが随時配信されています。そのため、FamiPayのクーポンの方が使いやすいです。
4)キャンペーンの利用
PayPayキャンペーン
PayPayの主要なキャンペーンといえば、超PayPay祭の「PayPayジャンボ」です。
「PayPayジャンボ」開催期間中にファミリーマートで買い物をすれば、自動で抽選が実行され、1等なら全額戻ってきます。
FamiPayキャンペーン
FamiPayでは、随時キャンペーンを開催しており、2023年12月時点では以下のキャンペーンがあります。
- ①ポイントカード連携した「ファミペイ」を利用するとポイント2倍
- ②エントリーのうえ金曜日に「ファミペイ」を利用するとファミペイボーナス10%還元
- ③「ファミペイ」を利用すると抽選で無料引換クーポンがもらえる
この他にもキャンペーンを開催しているので、最新情報は公式サイトで確認してください。
以下は、ファミペイ払いのキャンペーン一覧です。
まとめ:クーポンやキャンペーンを利用するならファミペイがお得
以上、ファミリーマートで使うなら、PayPayとFamiPay(ファミペイ)のどちらがお得かを比較してみました。
クーポンやキャンペーンを利用しない場合、基本的な還元率はどちらも同じ(0.5%または1%還元)となり、広く普及しているPayPayの方が、獲得したポイントを利用しやすいと考えられます。
しかし、ファミリーマートに特化して比較した場合、クーポンやキャンペーンによってはFamiPay(ファミペイ)の方がお得になります。
また、FamiPayアプリに各ポイントカードを連携しておけば、個別に提示する必要がなくなり会計もスムーズです。