トヨタ自動車(トヨタ)は、電子マネーのかざして決済やQRコード/バーコード決済などの複数の支払い手段に対応したスマートフォン用決済アプリ、「TOYOTA Wallet(トヨタ ウォレット)」のiOS版リリースを19日発表した。
発表によると、トヨタでは街中の自動車が互いにネットワークで繋がり、移動手段だけでなくモビリティサービスプラットフォームになり、そのプラットフォーム上でビッグデータの活用や様々な企業と連携する「コネクティッド戦略」を掲げており、その戦略を実現するプラットフォームとなる決済アプリとしてトヨタ ウォレットを開発・リリースしたとしている。
そしてこのアプリと、全国5000店以上のトヨタ販売店で提供するサービスとをかけ合わせる事で、顧客一人一人のライフスタイルに合わせたコミュニケーションを実現させるとしている。
なお今回リリースしたトヨタ ウォレットには、プリペイド型電子マネー「TOYOTA Wallet残高」、クレジット型サービス「TOYOTA TS CUBIC Origami Pay」、デビット型サービス「銀行Pay」という3つの支払い手段が搭載されており、これ1つで日本中の様々な店舗での支払いに対応可能としている。
今後はこのアプリを中心に、決済及び周辺サービスへと対応するサービスを拡大させ、ゆくゆくはMobility as a Service(モビリティ・アズ・ア・サービス:MaaS)発展に伴うモビリティ社会の基盤として国内外で展開していくとしている。
[参考]
・(PDF)トヨタ自動車株式会社「トヨタのキャッシュレス決済アプリ「TOYOTA Wallet」誕生」
・(PDF)SMBC「トヨタグループが提供するスマートフォン決済アプリ「TOYOTA Wallet」への決済ソリューション提供について」
・【お知らせ】 TOYOTA WalletにTOYOTA TS CUBIC Origami Payの機能を搭載
・トヨタが提供するスマートフォン向け決済アプリ「TOYOTA Wallet」の決済方法に「銀行Pay」が採用