PayPayあと払いとは、当月に利用した金額を翌月まとめて支払えるPayPayの支払い方法です。
PayPayでは、PayPayカード(旧ヤフーカード)を設定してカード経由でチャージやクレカ払いができなくなっており、そのかわりに「PayPayあと払い」がスタートしています。
PayPayあと払いと他の支払い方法の違いやメリット・デメリットを紹介します。
目次
PayPayあと払いの特長
PayPayあと払いは、事前にPayPay残高にチャージしなくても、PayPayで支払うことができる決済方法です。
PayPayにクレジットカードを設定して、チャージなしで支払うのと同じイメージですが、クレジットカードのかわりにバーチャルカードを発行して利用します。
支払い方法は、「翌月払い」と「リボ払い」の2種類あり、リボ払いの場合は手数料が発生します。
※PayPayあと払いでは「分割払い」は選択できません。
翌月払い | リボ払い | |
年会費 | 無料 | 無料 |
手数料 | 無料 | あり |
遅延損害金 | 年率14.6% | 年率14.6% |
遅延損害金は、利用代金を指定の期日までに支払えなかった場合に発生する費用です。期日までに、支払いに指定した金融機関の口座に入金しておきましょう。
PayPayカードからのチャージは「PayPayあと払い」に変更
現時点(2022年3月時点)で、PayPayアプリにPayPayカードは登録できません。
唯一、PayPayにチャージできていたPayPayカード(旧ヤフーカード)を使ったチャージが使えないのですが、そのかわりに「PayPayあと払い」が提供されています。
また、PayPayカードを使ったクレジットカード払いもPayPayあと払いで代替えできます。
PayPayあと払いからPayPay残高にチャージする方法
PayPayあと払いからPayPay残高へのチャージは下記のように行います。
PayPayアプリホーム画面の「チャージ」をタップします。
支払い方法をタップします。
PayPayあと払いをタップして選択。
後は、金額を入力して「チャージする」をタップすれば、PayPay残高にチャージできます。
PayPayあと払いとその他の支払い方法の違い
下記の4つの支払い方法で違いを比較してみました。
PayPay残高 | 現金や銀行口座からPayPayにチャージして利用する方法 |
PayPayあと払い | バーチャルカードを発行して支払う方法 |
PayPayカード設定 | PayPayカード(旧ヤフーカード)をPayPayに設定して支払う方法 ※既に登録済みの人のみ利用可能で、新たに登録はできません。 |
他社カード設定 | PayPayカード(旧ヤフーカード)以外のクレジットカードをPayPayに設定して支払う方法 |
支払い方法の違いは下記のとおりです。
PayPay残高 | PayPayあと払い | PayPayカード設定 | 他社カード設定 | |
利用するカード | 不要 | バーチャルカード | PayPayカード(旧ヤフーカード) | 指定のクレジットカード |
カードの審査期間 | - | ・申込:5分程度 ・審査:2分程度 ※21時30分~翌10時までの申込は翌日12時以降の審査 |
・申込:5分程度 ・審査:カードのお届けまで1週間程度 |
- |
クレジットカード払い ※チャージなしで支払う方法 |
不可 | 可 | 可 | 可 |
PayPay残高へチャージする機能 | - | あり | なし | なし |
街のお店で決済 | 可 | 可 | 可 | 可 |
ネット決済 | 可 | 可(PayPayあと払い可能なサービスで利用可) | 不可 | 不可 |
PayPayステップのカウント対象 | 〇対象 | 〇対象 | 〇対象 | ✕対象外 |
PayPayステップの還元対象 | 〇対象 | 〇対象 | 〇対象 | ✕対象外 |
PayPayキャンペーンの還元対象 | 〇対象 | 〇対象 | 〇対象 | ✕対象外(キャンペーンによって異なる) |
利用するカードと審査期間
PayPayあと払いは、バーチャルカードを発行して利用するため、審査が必要になります。
ですが、申込と審査で合計7分程度で、審査に通過すればすぐに利用できます。
※バーチャルカード発行時に同時にプラスチックのPayPayカードを発行できます。
PayPay残高へのチャージについて
PayPay残高で支払う時以外は、チャージなしで利用できます。
現在は、PayPayカード(旧ヤフーカード)を含めて、クレジットカードからPayPay残高にはチャージできませんが、PayPayあと払いを使ってPayPay残高にチャージができます。
PayPayあと払いとクレジットカード払いの違い
PayPayあと払いとクレジットカード払いは、チャージなしで支払えるのは同じですが、PayPayあと払いは下図のように一度PayPay残高にチャージしてから自動で支払っています。
使える場所
どの支払い方法でも、街のお店で支払うことができます。
一方、オンラインサービスでネット決済する時は、PayPay残高、またはPayPayあと払いになります。
PayPayステップの還元率アップやカウント対象
他社カードを設定した支払い以外は、PayPayステップの還元対象です。
PayPayあと払いもPayPayステップの還元率アップの対象になっています。
同じく、他社カードを設定した支払い以外は、PayPayステップのカウント対象になります。
PayPayカード(旧ヤフーカード)をクレジットカード単体で使った場合は、PayPayステップの還元やカウント対象にはならないので注意しましょう。
PayPayキャンペーンの還元対象
基本的に、他社カードを設定した支払い以外は、PayPayキャンペーン対象になります。
詳細は各キャンペーンページで確認が必要です。
PayPayポイントは併用できない
PayPayあと払いは、PayPayポイントと併用ができません。
PayPayあと払いで支払う時は、PayPayあと払いのみで全額支払いになります。
PayPayあと払いの申請手順
PayPayあと払いの申請は、アプリを起動して「あと払い」ボタンをタップすると申請画面に移動します。
事前に運転免許証と利用料金を支払う金融機関のキャッシュカードなどがあるとスムーズに申込を進められます。
また、PayPayカード(旧ヤフーカード)が手元にある場合は、その情報を使って登録できます。
PayPayあと払いを新規で申請する方法
- 名前、住所、勤務先などの情報を入力し、利用料金支払い用の金融機関口座を登録する
- 審査が完了するとバーチャルカードが発行される
PayPayあと払いを使った支払い方
PayPayあと払いを申請して、審査が通ったら「PayPayあと払い」が使えます。
PayPayアプリを起動して「ボタンを使って切り替える」と、ホーム画面のバーコードとQRコードを使って支払うことができます。
もしくは、アプリ下部の「支払う」ボタンをタップし次の支払い画面で「PayPayあと払い」を選択してから、バーコードやQRコードで決済します。
PayPayあと払いのメリット・デメリット
PayPayあと払いのメリットは、PayPayカード(旧ヤフーカード)を設定して使うことで、キャンペーンの対象になれます。
また、PayPayステップを達成した時の還元率アップの対象にもなっています。
PayPayあと払いを使えば、PayPay残高へのチャージも可能です。
一方、デメリットは、審査に通過しないと使えないので申請が面倒。また、対応している店舗もまだ少ないので使える場所が少ない。
また、すでにPayPayカードを使って利用していた人は設定変更が必要なので手間がかかります。
夏のペイペイ祭
2022年7月からスタートした「夏のペイペイ祭」のペイペイジャンボでは、PayPayあと払いを使えば、1回目の抽選にハズレた場合は、2回目の抽選に挑戦ができます。
【まとめ】PayPayあと払い
PayPayカード(旧ヤフーカード)をPayPayに登録できなくなったので、クレジットカードを介した支払いは他社カードしかできません。
ですが、他社カードを使うとPayPayステップやPayPayキャンペーンの対象になりません。
そのかわりになるのが「PayPayあと払い」です。
PayPayカードのバーチャルカードを発行して使うことでPayPayステップやPayPayキャンペーンの対象になります。
すでにPayPayカードを持っている人はその情報を使って登録できます。また、まだ持っていない人でも7分程度で発行できます。