018サポートとは?実際に申請してみたのでやり方や手順を紹介!
「018(ゼロイチハチ)サポート」は、都内に在住する18歳以下の子どもを支援するプログラムです。
毎月1人あたり5,000円(年間で6万円)の支給を行うことで、子どもの学びや成長をサポートし、子育てしやすい環境を作るための取り組みとして始まりました。
東京都民であれば「申請」することで利用でき、すでに2023年9月1日から申請がスタートしてます。
この記事では、実際に筆者が018サポートをやった時の手順や面倒だったところを紹介します。
018サポートの基本情報
018サポートを利用するにあたり、下記の基本的な情報を紹介しておきます。
1)対象者と条件
対象者は、下記の両方の条件を満たす子供が対象となっています。
- 条件1)0歳から18歳までの子供(※1)
- 条件2)令和5年度(2023年度)中に都内に住所がある、またはあった人(※2)
(※1)2005年4月2日~2024年3月1日までに生まれた子供が対象で、18歳の子供は、18歳になった日から最初の3月31日を迎えるまでは対象です。
(※2)子どもが海外へ留学している場合も給付の対象になり、令和5年度(2023年度)中に出生した人、都内に転入した人、都外に転出した人も対象となります。
対象になるかどうかは、018サポート公式サイトにアクセスして「必要書類・申請方法の確認」というボタンから確認できます。
2)支給額
子供一人当たり月額5,000円。
※出生した人、都内に転入した人、都外に転出した人は、都内に在住している月数に応じて支給されます。
3)申請期間
2023年12月15日までに申請すると、「令和5年度分の支給(2023年度分)」を令和6年1月(2024年1月)に一括で受け取れます。
なお、12月15日で申請が終了するわけではなく、12月16日以降も引き続き申請は可能です。支給も別途行われます。
4)申請に必要な書類
申請に必要な書類は「申請者(親)」と「対象者(子供)」でそれぞれ用意が必要です。
どちらも本人確認書類が必要です。申請者(親)がマイナンバーカードを利用する場合はそれだけで本人確認ができますが、利用しない場合は本人確認のためにアップロードする書類が二点必要になります。
もし「健康保険被保険者証」を本人確認書類に使おうと思っている場合は、下記画像のように自分で「被保険者等記号・番号・枝番、保険者番号、二次元バーコード等」のマスキング(見えないように処理)も必要です。
また、対象者(子供)の本人確認書類として「健康保険被保険者証」をアップロードする時は、申請者と同じくマスキングが必要で、さらに表面に現住所が書かれていなければ、裏面に記載して裏面の提出(アップロード)も必要です。
この他、給付金を受け取るための銀行口座の確認書類として「キャッシュカード」または「通帳」のアップロードも必要になります。
以下、筆者が提出した書類です(本人確認書類としてマイナンバーカードは使わず、給付金の受取を子供の口座にした時に必要となる書類)。
申請書類が必要な人 | 必要書類 | 筆者が提出した書類 |
申請者(親) | ・本人確認書類 マイナンバーカードの場合はアプリを使って本人確認が可能。マイナンバーカードを使わずにアップロードして本人確認を行う場合は確認書類(運転免許証、パスポート、健康保険証、住民票等)が二点必要(画像をアップロードして提出)。 |
・運転免許証(表面と裏面) ・マスキングした健康保険証(表面) |
・018サポートの給付金を受け取るための口座確認書類 キャッシュカード、通帳の写し等が必要(画像をアップロードして提出)。子供の口座を利用する場合は不要。 |
・提出書類なし(子供の口座を利用) | |
対象者(子供) | ・本人確認書類 子供の本人確認書類(健康保険証、住民票の写し、医療証)が一点必要(画像をアップロードして提出)。 |
・マスキングした健康保険証(表面と裏面※裏面に住所記載) |
・018サポートの給付金を受け取るための口座確認書類 親の口座を利用しない場合は、子供のキャッシュカード、通帳の写し等が必要(画像をアップロードして提出)。 |
・キャッシュカードの表面 |
018サポートの申請のやり方
今回は、マイナンバーカードを使わない方法で登録してみたので、その時の手順を紹介します。
- 1)対象者区分の確認
- 2)新規申請
- 2-1)新規ユーザー登録
- 2-2)利用規約の同意
- 2-3)対象者(子供)の年齢確認
- 2-4)申請者(親)の情報登録
- 2-4-1)申請者の本人確認書類アップロード
- 2-4-2)申請者情報登録
- 2-5)対象者(子供)の情報登録
- 2-5-1)対象者(子供)情報登録
- 2-5-2)対象者(子供)の本人確認書類アップロード
- 2-5-3)対象者(子供)の口座情報登録
- 2-5-4)対象者(子供)の口座書類アップロード
- 3)登録内容の確認
- 4)申請完了
このように、いろいろな作業をやらないといけないので時間がある時に申請するのをおすすめします。
1)対象者区分の確認
まず018サポートを申請するにあたって「対象者区分」の確認が必要です。
公式サイトのトップページにある「必要書類・申請方法の確認」というメニューの中に、「対象かどうかの確認」「申請書類の確認」「対象者区分の確認」が含まれています。
このボタンをクリックして、手順に沿って質問に答えていくと「対象者区分」を確認できます。この区分は「2-5-1)対象者(子供)情報登録」で入力するのでメモしておきます。
2)新規申請
ここからが018サポートの新規申請手順になります。
※登録手順は2023年10月10日時点のもの。
2-1)新規ユーザー登録
018サポートの申請にあたって「新規ユーザー登録」が必要です。
メールアドレスとパスワードを設定して新規登録します。
2-2)利用規約の同意
ログインすると、各種利用規約等への同意を行います。
2-3)対象者(子供)の年齢確認
次に対象者(子供)の年齢確認画面が表示されるので、該当する方法を選択します。
2-4)申請者(親)の情報登録
次に進むと「申請者(親)の情報登録」になり、マイナンバーカード、もしくは書類アップロードによる「申請者(親)の本人確認」を行います。
マイナンバーカードを選択した場合は、「申請者(親)のマイナンバーカード」「署名用電子証明書パスワード(6~16桁の英数字)による認証」「TRUSTDOCKアプリのインストール」が必要です。
今回は「その他の本人確認書類による申請(本人確認書類アップロード)」を選択しました。
アップロードした書類の一つは「運転免許証(表面・裏面)」、二つ目は「マスキングした健康保険証(表面)」です。
本人確認書類の「選択リスト」を選ぶとマスキングなどの処理が必要なファイルにはメッセージが表示されます。表示されないものはそのままアップロードしました。
本人確認書類アップロード後は、申請者情報登録を行います。
「生年月日」の入力ではカレンダーが表示されます。Androidスマートフォンの場合は「年」の部分をタップすることでリストから選択できるようになります。
また、同じ画面で給付金を受け取る銀行口座の登録ができますが、子供の口座に振り込んでもらいたい場合はここの設定はスキップできます。
ただし、子供の口座で受け取る場合は、子供名義の口座を人数分登録する必要があります。
これで、申請者(親)の設定は完了です。
2-5)対象者(子供)の情報登録
申請者(親)の設定が完了したら、対象者(子供)の情報登録を行います。
対象者(子供)の設定には、「対象者区分」の入力があるので、最初に確認した対象者区分を入力します。
次に対象者(子供)の本人確認書類のアップロードを行います。健康保険証を利用する場合は「マスキング」を行った表面をアップロードし、必要であれば裏面も提出します。
次に給付金を受け取るための子供名義の口座を登録します。「ゆうちょ銀行」「その他の銀行」から選択でき、最後に口座確認書類として、キャッシュカードまたは通帳を撮影した画像をアップロードします。
※「ゆうちょ銀行」で登録する場合、名義入力が「半角カナ」になっており、全角カナで入力するとエラーになります。一文字ごとに変換すれば、半角カナ変換しやすいです。
これを子供の人数分追加すれば完了です。
子供が2人以上いる場合、マスキングした本人確認書類、キャッシュカードの画像など、アップロードしなければならない画像の数が増えて手続きが大変です。給付金の振込口座を申請者(親)にしておけば、口座申請が一回ですむので負担が減っておすすめです。
3)登録内容の確認
対象者(子供)の登録が終わったら申請内容を確認します。
4)申請完了
認定請求受付番号が表示されれば完了です。
018サポートの申請状況は、左上メニューから「申請履歴」から確認できます。
申込が完了し、振込処理など完了すると、子供ごとに処理結果が表示されます。
まとめ:018サポート申請のやり方
以上、018サポートの筆者の申請のやり方を紹介しました。
申請方法や注意事項が小さい文字で書かれていたり、処理の後に注意事項が新しく表示されたりするので、画面遷移した後や書類をアップロードした後は文章をしっかり読む必要があります。
子供が2人以上いる場合は、給付金の振込先を「申請者(親)の口座」にすることで、子供ごとの口座申請が不要になるので申請時の負担を減らせます(給付後に自分で子供の口座に振り込んだ方が楽です)。
018サポートは、2023年度の事業となっており、2024年以降も継続するかは不透明です。