ふるさと納税は、地域を応援してお礼の品を受け取ることができ、さらにペイペイを利用すれば、ポイント還元でお得にポイ活できるのをご存じですか?
ポイント還元やキャンペーンの恩恵を受けつつ、手軽に寄付ができるのがペイペイの大きな魅力です。
この記事では、ペイペイを使うメリットや利用できるふるさと納税サイトを紹介します。
目次
ふるさと納税とは?
「ふるさと納税」は税制度の一つで、個人が自分の居住地以外の自治体に寄付を行い、地域振興の支援ができる制度です。
ふるさと納税の特徴は次の通り。
- ①寄付先の選択自由:全国の自治体から寄付先を自由に選べる
- ②返礼品:多くの自治体が寄付に対するお礼の品(返礼品)を用意している
なお、寄付金額から2,000円を引いた額の一部は住民税や所得税から控除&還付されます。そのため、自己負担額は2,000円です。
例えば、60,000円の寄付をした場合、以下のようになります。
- 控除&還付対象額:60,000円 – 2,000円 = 58,000円
- 自己負担額:2,000円
簡単に言うと、納税する金額を寄付に変え、お礼の品を受け取る仕組みです。
ペイペイを利用したふるさと納税のメリット
寄付をする時には、クレジットカード以外に「ペイペイ(PayPay)」が利用できるサイトがあります。
ペイペイを使うメリットはこちらです。
- 手軽さ:スマートフォン一つで簡単に寄付手続きが完了する
- お得さ:キャンペーンなどでポイントがもらえる
ペイペイを使って支払うことで、返礼品の他にポイント還元も受けられます。また、キャンペーンによって還元率がアップするので、かなりお得に寄付できます。
ペイペイで寄付ができる「ふるさと納税サイト」
ペイペイが利用できる主要な「ふるさと納税サイト」には以下のサイトがあります。
①さとふる
老舗のふるさと納税サイトで、ペイペイとの連携が強く、豊富な返礼品と自治体数が特徴です。
支払いで利用 | 〇ペイペイが使える |
PayPayクーポン | 〇配信時に利用できる |
独自ポイントサービス | 「さとふるマイポイント」をPayPayポイントに交換できる |
お得なキャンペーン | さとふるの日・メガさとふるの日 |
「さとふるマイポイント」は寄付をするとたまる独自ポイントサービスです。
たまったポイントは、交換レートは1倍(2024年10月時点)で、マイポイント100ptをPayPayポイント100ptに交換できます。
交換レートは「さとふる」の利用状況に応じたランク付け「さとふるマイステップ」によって変わります。
②ふるなび
ポイント還元率が高いのが魅力です。
貯まったポイントは、ふるさと納税の寄付や旅行、他社ポイントに交換できます。
支払いで利用 | 〇ペイペイが使える |
PayPayクーポン | 〇配信時に利用できる |
独自ポイントサービス | 「ふるなびコイン」をPayPay残高に交換できる |
お得なキャンペーン | ふるなびメガ還元祭 |
「ふるなびコイン」は寄付をするとたまる独自ポイントサービスです。
たまったコインは、1コインを0.98円相当のレート(2024年10月時点)で、PayPay残高に交換できます。
③ふるさとチョイス
返礼品の数が非常に多く、全国の自治体の返礼品を網羅していることが特徴です。
支払いで利用 | 〇ペイペイが使える |
PayPayクーポン | 〇配信時に利用できる |
独自ポイントサービス | 「チョイスマイル」をPayPayマネーライトに交換できる |
お得なキャンペーン | 各種キャンペーン |
「チョイスマイル」は、ふるさとチョイスの独自ポイントサービスで、300マイルから300円相当のPayPayマネーライトに交換できます。
なお、チョイスマイルを他社ポイントに交換する場合は「ドットマネー」を経由する必要があります。
④ふるさと本舗
食品に特化したふるさと納税サイトです。特に食品やグルメの返礼品に力を入れており、グルメな方におすすめです。
支払いで利用 | 〇ペイペイが使える |
PayPayクーポン | 〇配信時に利用できる |
独自ポイントサービス | ✕ポイントサービスなし |
お得なキャンペーン | 各種キャンペーン |
独自ポイントサービスはありませんが、キャンペーンでAmazonギフトカードによる還元などを行っています。
⑤ふるさとプレミアム
厳選された自治体の返礼品を豊富に取り揃えたふるさと納税サイトです。
食品や日用品、家電、スポーツ用品、化粧品など多岐にわたるジャンルの返礼品が魅力です。
支払いで利用 | 〇ペイペイが使える |
PayPayクーポン | 〇配信時に利用できる |
独自ポイントサービス | ✕ポイントサービスなし |
お得なキャンペーン | 各種キャンペーン |
独自ポイントサービスはありませんが、寄付金額に応じてAmazonギフトカードをプレゼントするキャンペーンを実施します。
⑥ヤフーのふるさと納税
Yahoo!ショッピングを通じて簡単に利用でき、いつ寄付しても5%還元されます。キャンペーン時にはさらに還元率がアップします。
「さとふる」「ふるなび」「ふるさとチョイス」と提携しており、これらのサイトで提供されている返礼品を選べるのが特徴です。
支払いで利用 | 〇ペイペイが使える |
PayPayクーポン | 〇配信時に利用できる |
お得なキャンペーン | ヤフービッグボーナス |
ヤフーのふるさと納税では、定期的に開催される「ヤフービッグボーナス」と組み合わせて利用することで、ポイント還元率がアップします。
ふるさと納税サイトでの支払い方法
ペイペイを使った寄付の手順は以下の通りです。
以下は「さとふる」の例ですが、他のサイトもおおむね同じです。
- ①返礼品を選ぶ(カートに入れる)
- ②寄付手続きへ進む
- ③確認事項や利用規約を確認し同意する
- ④寄付者情報を入力する
- ⑤ワンストップ特例制度の利用有無を選択する
- ⑥支払い方法で「ペイペイ」を選択する
- ⑦入力内容を確認する
- ⑧寄付を実行する(ペイペイで支払う)
パソコンで寄付する場合は、決済用QRコードが表示されるのでスマートフォンで読み取って、ペイペイ決済ができます。
一度行った寄付は取り消しできないので、住所、氏名、生年月日、返礼品などに間違いがないかよく確認しましょう。
ペイペイを使ったふるさと納税
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ふるさと納税の実費2,000円やが、ポイントで実質6,781円の儲け٩( ᐛ )و pic.twitter.com/o6LcHIeIzn— みるあ (@milmilateate) August 30, 2024
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楽天ふるさと納税との違い
「楽天ふるさと納税」は、楽天が運営するふるさと納税サイトのため、たまるのは「楽天ポイント」になります。
返礼品は、同じ自治体の同じ商品であれば、どのサイトも寄付金額は同じです。
違いは返礼品の数や内容です。
北海道紋別市の返礼品を例にあげると、返礼品の数は以下のようになり、それほど大きな違いはありませんが、若干異なります。
さとふるだけ多いのですが「在庫なし」のものもカウントされているようで、それを省くとおおむね同じです。
※2024年10月時点
- 楽天ふるさと納税:671件
- さとふる:824件
- ふるなび:639件
- ふるさとプレミアム:637件
- ふるさと本舗:596件
- ふるさとチョイス:680件
- ヤフーのふるさと納税(さとふる:807件、ふるなび:640件、ふるさとチョイス:662件)
返礼品の内容は、楽天ふるさと納税では「ほたて800g」があるけど、他のサイトにはないといったような違いがあります。
使い分けとしては、「自分のほしい返礼品」と「自分のためたいポイント」で選ぶといいと思います。
2025年10月からはポイント還元が廃止される
ペイペイを利用すれば、ポイント還元でお得に寄付ができますが、残念ながら2025年10月(令和7年10月)からポイント還元が廃止になります。
総務省が令和6年6月28日に発表した資料には、下記の内容が記載されています。
寄附に伴いポイント等の付与を行う者を通じた募集を禁止すること。(募集適正基準の改正)【令和7年10月1日から適用】
ポイント還元の原資は、自治体がサイトに支払う手数料が充てられており、「ポイント還元を禁止することで、集めた寄付を他の事業に有効活用できるのではないか」というのが理由です。
2024年分(2024年12月31日まで)のふるさと納税は通常通りポイント還元がありますが、2025年分に関しては、2025年9月30日までがポイント還元対象なので注意しましょう。
まとめ
ふるさと納税は、自分の居住地以外の自治体に寄付し、地域振興を支援できる制度です。
ペイペイを利用することで、手軽に寄付ができ、ポイント還元などのメリットも受けられます。
また、複数のふるさと納税サイトがペイペイに対応しており、それぞれ独自のポイントサービスやキャンペーンを実施しています。キャンペーンで還元率がアップすれば、よりお得にふるさと納税ができます。
なお、2025年9月まではポイント還元が続きますが、2025年10月からは廃止されるため、還元が終了する前に寄付するのがおすすめです。