オンラインでできるワンストップ申請とは？：ふるさと納税がもっと簡単に！

オンラインワンストップ申請とは

オンラインワンストップ申請とは、ワンストップ特例制度のオンライン版です。

従来のワンストップ特例制度では、申請書を紙で作成し、寄付した自治体に郵送する必要がありました。

オンラインワンストップ申請ではこれらの作業が不要になり、ふるさと納税後の面倒な作業を、簡単に済ませることができます。

オンラインワンストップ申請をすれば、確定申告は不要です。もちろん、従来のワンストップ特例制度と同等の住民税の控除が受けられます。

オンラインワンストップ申請の注意点

オンラインワンストップ申請を利用する時は、下記の点に注意が必要です。

1）「対象者」かどうかの確認が必要

オンラインワンストップ申請は、使える人と使えない人がいます。

制度は紙のワンストップ特例制度と同じなので、対象かどうかを下記のチェックシートで確認しましょう。

※国税庁でも同様のワンストップ特例の適用確認シート（PDFファイル）を公開しています。

※一般的なサラリーマンで、寄付した自治体が5団体以下であれば、オンラインワンストップ申請が利用可能です。

2）申請期間は「翌年1/10」まで

オンラインワンストップ申請期限は、ふるさと納税で寄付をした年の「翌年1/10」までです。

期限までに申請しなかった場合は、確定申告が必要になります。

3）申請可能な自治体の上限は「5自治体」まで

オンラインワンストップ申請が利用できるのは、「5つの自治体」までです。

6つ以上の自治体に寄付している場合は、確定申告が必要になります。

4）確定申告すると申請が無効になる

オンラインワンストップ申請は、確定申告をすると無効になり、税金の控除が受けられません。

確定申告する人は、オンラインワンストップ申請を行っていたとしても、全ての自治体に対して「確定申告で再申請」が必要です。

オンラインワンストップ申請に必要なもの

オンラインワンストップ申請は、マイナンバーカードの情報を利用して申請を行います。

そのため、下記のものが必要です。

1）マイナンバーカード

オンラインワンストップ申請は、マイナンバーカードが必要です。

マイナンバーカードを読み取れるNFC機能が付いたスマートフォンが必要になります。

2）オンラインワンストップ申請アプリ

オンラインワンストップ申請は、専用アプリを使って申請を行います。

様々なアプリがあるため、自分が寄付した自治体やふるさと納税サイトがおすすめしているオンラインワンストップ申請アプリをダウンロードして使いましょう。

主なオンラインワンストップ申請アプリには下記のものがあります。

オンラインワンストップ申請方法

オンラインワンストップ申請には、大きく2つのタイプがあります。

①寄付内容の確認を「ふるさと納税サイト」で行い、マイナンバーカードを使った申請のみをアプリで行うタイプと、②寄付内容の確認と申請の両方をアプリで完了するタイプです。

どちらのタイプかは、自分がふるさと納税を行ったサイトで確認しましょう。

※主要なふるさと納税サイトの「オンラインワンストップ申請方法説明ページ」は下記を参照してください。

オンラインワンストップ申請のメリット・デメリット

オンラインワンストップ申請のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

オンラインワンストップ申請のメリットは、紙のワンストップと同じことが、手間なく・簡単にできるようになったことです。住所などの修正もオンラインで行えます。

また、自治体から申請用紙が届くのを待つ必要がなく、寄付後にすぐに申請できるので、忙しくて忘れてしまうのを防げます。

デメリット

オンラインワンストップ申請のデメリットは、マイナンバーカードが必要なことです。

申請では、マイナンバーが必須となっており、持っていないと申請できません。

また、申請期限、申請できる自治体の上限、確定申告すると無効になるなど、紙のワンストップ関連をひきついでいる点には注意が必要です。

オンラインワンストップ申請のよくある質問

オンラインワンストップはマイナンバーカードがなくても申請できる？

マイナンバーカードが必要です。持っていない場合は申請できません。

「オンラインワンストップ申請」はどの自治体でも利用できる？

サービスを導入している自治体でのみ利用可能です。導入していない自治体では紙のワンストップ特定制度、または確定申告が必要になります。

紙のワンストップや確定申告の方がお得になる？

オンラインワンストップ、紙のワンストップ、確定申告のいずれの申請でも、控除、および還付される額は同じです。