PayPay(ペイペイ)で固定資産税を支払う時のメリット・デメリット【支払い方法を紹介】

5月は自動車税や固定資産税の納税通知書が送られてくる時期です。
税金の支払いにもキャッシュレス決済が導入され、固定資産税の支払いにもPayPayが使えます。
固定資産税をPayPayで支払うメリット・デメリット、支払い方法を紹介します。
自治体がPayPay払いに対応しているか確認が必要
固定資産税はPayPayで支払うことができますが、中にはPayPay払いに対応していない自治体もあります。
納税通知書と一緒に案内書が入っていたり、納税通知書の裏面に、キャッシュレス決済の可否が書かれています。
もし、記載がなければ、自治体のウェブサイトや下記のURLでPayPayに対応しているか確認しましょう。
口座振替にしているなら停止が必要
PayPayで支払うためには納税通知書の送付が必要ですが、口座振替にしていると送られてきません。
市区町村の税窓口に連絡して、口座振替の停止依頼が必要になります。
納付書1枚あたり30万が上限
固定資産税は、一括払い・4回分割払いのどちらかを選択できますが、PayPayで支払えるのは、納付書1枚あたりの合計額が30万円までのバーコードが印字された納付書です。
一括払いで30万円を超える場合は分割払いを選択しましょう。
もし、分割払いでも1回30万円を超える場合はPayPay以外で支払う必要があります。
なお、PayPay残高支払いには過去24時間で50万円の支払上限があります。複数の支払いを一度に行って上限を超えないように注意が必要です。
PayPay残高支払い上限 | 50万円(過去24時間) 200万円(過去30日間) |
また、PayPay残高へのチャージにも過去24時間で50万円のチャージ上限があります。一度に保有できるPayPay残高の上限額は、PayPayマネー、PayPayマネーライトそれぞれ100万円までです。
※残高に100万円あっても使えるのは過去24時間で50万円までです。
銀行口座からチャージ | 50万円(過去24時間) 200万円(過去30日間) |
コンビニATM(セブン・ローソン)からチャージ | 50万円(過去24時間) 200万円(過去30日間) |
ヤフオク!・PayPayフリマの売上金からチャージ | 50万円(過去24時間) 200万円(過去30日間) |
PayPayで固定資産税を払うメリット
2022/4/1より「PayPay請求書払い」のPayPayステップ特典が変更になっています。PayPay支払い特典として付与されていたポイント還元が対象外となっています。
PayPayの還元率を1%にするチャンス
PayPayの請求書払いでポイント還元はありませんが、PayPayステップの条件をクリアするためのカウント対象になっています。
PayPayステップにはポイント還元率を+0.5%するための条件に「PayPay払い」があります。
PayPay払いには、下記の2つの条件があり、クリアすると翌月からPayPay還元率が1%還元になります(基本付与率0.5%との合計)。
PayPay払いの条件(+0.5%還元)
- 【1】PayPayで30回支払い(300円以上の支払いが対象)
- 【2】PayPayで50,000円支払い
固定資産税を一括で支払うことで、2番目の5万円支払うという条件を達成できる可能性があります。
また、固定資産税は一括払いも分割払いもトータルで支払う金額は同じなので、納税額によっては、分割払いにすることで1%還元を継続できる可能性もあります。
手数料が無料
PayPayは決済手数料が無料です。
一方、キャッシュレス決済でも、クレジットカードの場合は決済手数料がかかることがあります。
忙しい時にもすぐに使えて便利
納税通知書のバーコードを読みとって支払うだけで、コンビニなどに行かなくても家にいながら支払うことができます。
忙しい時、気付いた時にすぐに支払えるので便利です。
PayPayで固定資産税を払うデメリット
PayPayステップ特典が付かない
2022年4月よりPayPayステップの特典が変更になり、基本付与率の0.5%還元もPayPayステップによるポイントアップもポイント還元対象外となっています。
2022年4月1日より、「PayPay請求書払い」のPayPayステップ特典を変更いたします。
これまで、「PayPay請求書払い」におけるお支払いで、PayPay支払い特典としてPayPayボーナスを付与しておりましたが、4月1日より「PayPay請求書払い」は特典付与の対象外となります。
PayPayで固定資産税を支払ってもポイント還元はありません。
PayPayが使えるのは残高払いのみ
納税通知書のバーコードを読み取って「PayPay残高」で払うため、事前に銀行口座やコンビニATMからチャージが必要です。
PayPayあと払いや、クレジットカードを設定したPayPayは使えません。
納税通知書をコンビニに持って行って、PayPayで支払うこともできません。
2重納付に注意
自分でバーコードを読み取って支払うので、領収印のない納税通知書が手元に残ってしまい、2重納付のリスクがでてきます。
間違って納付しないように、支払った納税通知書には「支払済み」などのメモ書きをしておきましょう。
領収書が発行されない
PayPayを使って納付すると領収書の発行はありません(領収日付印が押されない)。
もし、領収書が必要な場合はコンビニで現金で支払うか、WAONやnanacoを使ってコンビニで支払えば領収書がもらえます。
また、PayPayで支払うと納税証明書の発行に約一週間程度かかります。
納税証明書を使う機会はあまりありませんが、不動産売買などで必要になり、すぐに提出しないといけない場合はPayPayで支払わない方がいいです。
PayPayで固定資産税を支払う方法
固定資産税の支払方法は、納税通知書のバーコードをPayPayでスキャンして支払うだけです。
PayPayで固定資産税を支払う方法
- PayPayアプリの「スキャン」をタップ
- 読取画面で納税通知書の「バーコードを読み取る」
- 金額を確認して「支払う」をタップ
これだけなので、あっという間に支払いが完了します。
【まとめ】PayPayで固定資産税を支払う方法
PayPayで固定資産税を支払う時は以下の点をチェックしましょう。
PayPayで固定資産税を支払う時の注意点
- PayPayに対応しているか確認する
- 口座振替にしている場合は停止する
- 納付書が30万円以内か確認する
- 領収書が必要か確認する
- 納税証明書が一週間以内に必要か確認する
- 「PayPay払い」の条件を達成できるか確認する
- PayPay残高が足りているか確認する
問題なければ、PayPayアプリで固定資産税のバーコードを「スキャン」して支払いましょう。
簡単で便利ですが、ポイント還元はないので注意しましょう。