キャリアを介さないスマートフォンXPhoneが仕様公開 ブロックチェーン普及を目指すPundi Xが開発

仮想通貨のみならず、世界にブロックチェーン技術を一般普及させる為に製品開発を行っているPundi Xが、世界最大のモバイル展示会「MWC19 Barcelona」に出展し、以前から期待されていたスマートフォンX Phoneの詳細仕様を公開した。

X Phoneが注目を集めている最大の理由は、キャリア(電気通信事業者)を介さずに通話、データ通信などが行える点だ。

X Phone自体が独自のネットワークFunction Xのノードの一つとして動作し、それぞれがつながってネットワークを形成することで、ネットワーク内の音声通話やデータ通信を可能にするとしている。

 
今回の発表に合わせて、CEOのZac Cheahは以下のように述べている。

データ管理を、作成者と利用者の元へ戻す
電気通信事業者やインターネット関連企業は、データ管理を行うことで大きな利益を得ています。アプリケーションを分散化し、データをスマートコントラクトに乗せることで、作成者と利用者がデータ管理をその支配から取り戻すことが出来ます。
私たちがピアツーピアや分散型サービスと呼んでいるものでさえ、集中型のネットワークに基づいて構成されています。私たちはそれを変えたいのです。

発表されたXPhoneの詳細仕様について

今回「MWC19 Barcelona」にて発表されたXPhoneは、2018年10月に発表したXPhoneの次世代アップグレード版となっている。デザインや機能など正式発売までに変更する可能性があるとしながらも以下の詳細を発表した。

 
搭載された「X」ボタンとブロックチェーンモード
XPhoneはAndroid OSをベースにしたFunction X OSを搭載している。通常のアンドロイド携帯としても利用できる点を押さえつつ、独自のブロックチェーンモードでは完全にキャリアから切り離され、Function Xネットワークの一つのノードとして機能し、そのネットワーク内で電話、メッセージ、データ通信を行うことが出来る。

「X」ボタンはこのブロックチェーンモードに簡単にアクセスできる。

XPhoneのスペック、価格
 CPU:Qualcomm Snapdragon 660
 OS:FunctionX OS、Android 9.0
 モード:アンドロイドモード、ブロックチェーンモード
 RAM:6GB
 ROM:128GB
 ディスプレイ:5.65インチフルHD
 カメラ:48Mピクセル/16Mピクセル
 バッテリー:3500mAH
 予定価格:599米ドル

 

XPhoneが形成するネットワーク

ブロックチェーン携帯と話題になることがあるが、ウォレット機能を付け加えたスマートフォンとは、目標にしている通信方法が全く違っている。

スマートフォン同士がノードとして繋がりあって、目的の相手にメッセージを送る上記のようなネットワークは技術上可能だとしても、実現するまでにかなりの壁があることが想像される。

仮想通貨ファンにとっては夢のある話で、2019年内としている発売を期待して待ちたいところだ。

ブロックチェーン総合プロジェクトPundi Xとは

画像はすべて公式ページより

 
Pundi Xは2018年1月に30億円以上のICOを成功させた、シンガポールを拠点にするブロックチェーン総合プロジェクトだ。すでにロンドン、日本、中国、韓国、インドネシア、ブラジルにも拠点を設け、プロジェクトは順調に進んでいるように見える。

手掛ける分野も広く、仮想通貨(NPXS、NPXSXEM)発行、POS端末を含む決済システム「XPOS」、ウォレット「XWallet」、独自ブロックチェーン「Function X」、そして今回詳細も発表されたスマートフォン「XPhone」の開発となっている。

特に決済システムである「XPOS」は実績も好調で、他のサービスに先行して数千台の「XPOS」端末がすでに出荷されている。2021年までに20ヵ国以上10万台の出荷を目標にしている。

独自開発するスマートフォンも発売され実績が上がれば、プロジェクト本体もさらに注目されることが予想される。現在43位に位置しているPundi X(NPXS)、717位に位置しているPundi X(NPXSXEM)の動きも視野に入れつつ、最新動向をチェックしておきたい。

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