国際金融機関である世界銀行(THE WORLD BANK)は2度目のセキュリティトークンを発行

世界の貧困削減へ向け主に途上国の支援を行う国際金融機関である世界銀行(THE WORLD BANK)は、2018年に続き2度目のセキュリティトークンを発行すると発表した。

世界銀行(THE WORLD BANK)とは

世界の貧困撲滅と持続可能な成長に向け、途上国政府に対し融資、技術協力、政策助言を行っている国際開発金融機関。日本を始め189ヵ国が加盟しており、2030年までに極度の貧困撲滅と、下位40パーセントの人々の所得引き上げを目標としている。

今回追加で発行されるセキュリティトークンは5,000万豪ドル(約36億円)分で、1回目と合わせると合計1億6,000万豪ドル(約115億円)を調達したことになる。発行する債券(bond-i)はイーサリアム上で発行されており、発行に関してはオーストラリア大手銀行であるオーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)と、RBCキャピタルマーケッツ証券会社、TD証券らが幹事となり金融市場に供給されている。

2017年からブロックチェーン技術を研究

世界銀行は2017年からブロックチェーン技術を研究するブロックチェーンイノベーションラボを部内に設立しており、低所得層へ向けた決済技術や貧困削減プロジェクトの研究を行ってきた背景がある。

今回の発表でRBCキャピタルマーケッツ証券会社のJigme Shingsar氏は以下のように述べている。

債券市場においてブロックチェーン技術を使った最も先進的な実用化例である、世界銀行のbond-i債券の2次発行に関与でき、非常に嬉しく思います。このテクノロジーはまだ初期段階にありますが、ブロックチェーンは金融サービスを変革する可能性があり、市場の透明性と効率性の飛躍をもたらすと考えています。

オーストラリアの金融機関バックアップ

巨大な既存の債券市場においてトークン化されたものはほんの一部に過ぎないが、ブロックチェーン技術に積極的なオーストラリア金融機関のバックアップの下、国際機関である世界銀行がイーサリアム上でセキュリティトークンを発行することは非常に意味が大きいと言える。

各国の様々な規制に準拠する必要があるのはもちろんだが、国際機関が証券のトークン化を行うことで今後金融市場にセキュリティトークンが普及していくのか見守りたい。

参考:World Bank Issues Second Tranche of Blockchain Bond Via Bond-i

Close Menu