「紀州のドン・ファン」遺書捏造疑惑で思うブロックチェーンの可能性

紀州のドン・ファンこと野崎幸助氏(享年77)が怪死遂げてから10ヶ月が経過しようとしている。しかし、未だ犯人は捕まらず捜査は難航を極めている。そんな中、昨年9月に提出された野崎氏の遺書に「捏造」の疑いが浮上してきていることが週刊新潮の取材で明らかになった。

その遺書は平成25年2月8日付でゴールドの会社封筒で送られてきたが、ゴールドの会社封筒ができたのは平成25年12月7日であった。ということは、遺書がゴールドの会社封筒に封入されたのはそれ以降であり、遺書を書いてから10ヶ月以上も後に封筒に入れるとは少々考えにくい。つまり事件の前後で何者かが遺書を捏造した可能性が非常に高いというわけだ。

遺書の捏造、改ざんといった問題は今に始まったことではない。紙に書いたものであっても、データとして残したものであってもいくらでも捏造、改ざんはできてしまう。本物かどうかを見極めるにはあらゆる検証が必要であり、確実に立証できる保証もない。人間が判断する以上、本物を偽物としてしまうこともあれば逆に偽物を本物と認めてしまうこともある。

この問題は永遠の課題のようにも思われていたが、ブロックチェーン技術によって解消される日が訪れるかもしれない。なぜならブロックチェーン上に記録されたものはデータの改ざんができない。捏造した場合も、ブロックチェーンに記録した日付を見れば真偽は明らかになる。遺書こそブロックチェーン上に記録すべきものの代表と言えるだろう。

もし今後「遺書はブロックチェーン上に記録されたもの以外認められない」ということになれば、今回のドン・ファン事件においても遺書捏造疑惑が浮上すらしてくることはなく、警察の余計な捜査も不要になるのである。

ブロックチェーンは嘘を未然に防ぎ、そして嘘をつかない。

参考:デイリー新潮

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