オーバーストックも投資した富裕層向けBankorusが資金難で解散状態か

個人富裕層向けにサービスを展開するバンキングプラットフォームのBankorusが、現在解散状態にあることが発覚した。Bankorusへの大口投資家で複数の投資家の代表の務めているソニック・チャン(Sonic Zhang)氏がその現状を伝えた。

バンキングプラットフォームを目指すBankorusは、今年3月にも米ナスダック上場企業オーバーストックの投資専門子会社メディシベンチャーズを通じて大型投資を受けており、プロジェクトが順調に進んでいるように見えていた。

しかし、10月7日に発表されたソニック・チャン氏からの告白によると、投資家が撤退したことにより事業資金が底をつき、共同設立者であるイーグル(Eagle)氏を含む全スタッフの給料が払えず7月に解雇されたことを伝えた。

Bankorusとは
オックスフォード大学の在学中にリーマンショックを経験したグレゴリーヴァンデンバーグ(Gregory van den Bergh)氏が、2013年に立ち上げた富裕層向けの投資アドバイスサービス。

中国、ヨーロッパ、米国を中心に富裕層の顧客を抱え、デジタル資産の購入、販売、保管、貸し出しなどのサービスを提供していた。Bankorusのビジネスアイディアは2015年頃から表彰を受けるなど評価され、2017年には上海のブロックチェーン大賞で最優秀にも選出された経歴を持っている。

リトアニアの信用組合、Rato Credit Unionとの問題

直接の原因となっているのはBankorusが投資していたリトアニアの信用組合であるRato Credit Unionへの契約であるとソニック・チャン氏が伝えている。契約では経営の一部に参画する計画だったが、問題があり実行されず、その結果多くの投資家が撤退したと伝えている。

今後、CEOであるグレゴリーヴァンデンバーグ氏を説得し、Ratoとの契約への追及を投資家の代表として行っていくと発表している。

Bankorusトークンは低価格で捨てるように売られている

またBankorusトークンは大手取引所には上場してないが、非公式で一部取引所にて売買されていた。ソニック・チャン氏は捨てられるような低価格で販売されていることにも言及しており、他のトークン所有者と共にRatoとの契約が正常に行われることを待つと決意表明している。

参考:Sonic Zhang / What happened with Bankorus?

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