VR x 3D仮想空間 x Blockchain

数年前から流行し、現在ではゲームのみならず様々な分野で活用されているVR技術ですが、ブロックチェーンの世界でもVRを使ったプラットフォームが生まれています。

今回ご紹介するのはVRを使った3D仮想空間にブロックチェーン技術を使ったプラットフォームで、ともに「土地」を所有する事ができるサービスです。

MARK.SPACE(https://mark.space/jp/

※公式サイトより抜粋
MARK.SPACE はインストールや登録不要の、ブラウザで利用できるオルタナティブ・リアリティー。既存のVR機器(カードボード、VRゴーグル/ヘッドセット)にも対応しています。お店、オフィス、銀行、映画館、クラブや趣味趣向別に作成されるコミュニティや住宅(個人の空間)と,何でもありの世界です。
MARK.SPACEは次世代インターネットと言って差し支えないでしょう。3D/VRに対応している膨大な数のWebサイト(ユニット)は、それぞれが独自のドメインを持てるので独立していながらも、ブロックチェーンベースのトランザクションとアカウントシステム、そして検索エンジンと繋がっている。また、MARK.SPACE内のユニット間の空間は自由に行き来する事が出来ます。

MARK.SPACEはシンガポールに本社を持つロシア発のプロジェクトです。10月30日より住宅区域をオープンし土地の販売を始めるという発表がありました。現在はデモサイトでサービスのイメージを確認することができますが、土地のほかにも商業スペースには有名企業が出展する建物があり、サービスイン後にはVR空間で商品を確認しつつ、ネット通販のように商品を購入することができるようになるようです。また、自宅の部屋を改装したりすることができたり、ビジネスエリアで仕事をして報酬を得る事も可能との事です。まさに、3D仮想空間で生活をするイメージですね。
ちなみに自分の分身(アバター)はどうなのかというと、まだ開発中のようで、Mediumやツイッター等で進捗が発表されています。セカンドライフ等のように、各々がアバターを持って友人たちと遊んだり会話することができるようになるのではないか、と思います。

VRとは言え、基本はブラウザで利用できるプラットフォームになっているため、VR機器が無くても問題はありません。また、日本語サイト、日本語テレグラム等もあるので始めるのはさほど難しく無いと思います。気になった方はデモ画面等触ってみてはいかがでしょうか。

□サービスで使用する仮想通貨 MARK.SPACE(MRK)

※2018年11月1日現在、住居区域オープン発表の影響か価格が跳ね上がっています

Decentraland(https://decentraland.org/

※公式サイトより抜粋
Decentralandはイーサリアムのブロックチェーンを使ったバーチャルリアリティのプラットフォームです。ユーザーは、コンテンツやアプリケーションなどを創り出したり、体験したり、収益化する事もできます。

DecentralandはMARK.SPACEと同じく、ブラウザやVR機器を使って仮想空間を体験するサービスですが、MARK.SPACEに比べるとよりゲーム寄りの見た目になっています。DecentralandはMARK.SPACEよりもかなり早く、土地のオークション等が行われていて、かなり高値で取引が行われています。マーケットプレイスに出品されている土地では、一番安くても8万円ちょっと、一番高いと数十億円(どこまで本気で出品しているかわかりませんが)にものぼります。2500万円くらいの出品が多数行われているところを見ると、まるで実際の土地が売られているかのようです。

Decentralandは管理者がおらず、所有した土地をどのように使うかは自由で、ビジネスを行うことも可能ということなので、自由度としてはMARK.SPACEより高いかもしれません。またゲームコンテンツ等の追加も発表されていますので、土地の値段はびっくりするほど高いですが、MARK.SPACEよりはゲームという感じが強いですね。こちらも同様に公式サイトやマーケットプレイスに日本語版がありますので、ぜひチェックしてみてください。

□サービスで使用する仮想通貨 Decentraland (MANA)

仮想空間サービスとブロックチェーン

セカンドライフに代表される仮想空間サービスは今まで数多くリリースされ、VRで開発されているサービスも少なくありません。セカンドライフのリンデンラボでも「SANSAR」というVR版セカンドライフや、「High Fidelity」というVR+ブロックチェーン版セカンドライフの開発を進めています。まだ世の中にあるゲームにおいてはブロックチェーンの必要性はあまり無いと思いますが、セカンドライフのようにビジネスやソーシャル、ゲームが混ざりあった仮想空間サービスとブロックチェーンによるスマートコントラクトやNFT(代替不可能トークン)は親和性が高く、3D仮想空間サービスがVRやブロックチェーンと結びつくことは自然な流れなのかもしれません。

これからも同じようなプラットフォームは増えていくと思いますし、差別化を図るための色々な付加サービスも出てくるでしょう。この分野はまだまだこれからなので、チェックして行きたいと思います。

Close Menu