マネーの犬。今回は『仮想通貨から暗号資産への呼称変更の対応はどうすべき?』を考えてみたいと思う。
その呼称…なんか可哀想なんでやめてあげてください。。。
で、どうなの?
さすがにどうでもいいとまでは言わないけど、暗号資産で行くなら行けば良いし。現状で“通貨”が不適切なのは事実だし。ただ、暗号資産(crypto-asset)の“資産(asset)”だって十分違和感ある。来年の今頃には資産ですらないって言われてるかもしれない。
それよりも気を付けたいのは、表記のブレや混在によって利用者の混乱を招いたり、正しい情報の検索性が失われることだと思うので。そこだけは気を配って欲しいね。過去の公文書を後から書き直すのは不適切な以上、名称変更に沿って置換するわけにもいかないしさ。改訂としての法令の記述だけならともかく。履歴が分からなくなるような対応はやめて欲しい。
国際協調で「crypto-token」とか、いっそ合わせて「cryptoken」とか、造語で強引に世界共通定義しちゃった方が良かったりして?
変な造語増やすのも怖いけど…。まぁ子犬が言い出したみたいな動きが起きてブレる危険がまだまだあるから、説明責任を果たす現場のルール化・規制に重きを置いて、大本の呼称の定義についてはG20のような場所では慣例に倣いつつ、のんびり様子見れば?と思う。
スルー推奨だね。
なんか荒れてる掲示板への対応みたいなのですがその言い方は…いや端的にはそうなんだけど。
1990年代からの仮想通貨という言葉の起こりや、ゲーム内通貨としての拡がり「仮想通貨と暗号通貨」、「通貨か資産か」の変遷を考えると、世界的にもまだまだ変動が起こりそうな気がする。上述したように来年には資産ですらないとか言われたら暗号資産からもまた呼称を変えるのかってなるよね。いちいち法令(資金決済法での定義)など、法律上の記載を訂正して回るのも良くない。
それに“資産(asset)”としてしまうことで資産により近づいて行ってしまうと、ブロックチェーンなどのテック方面でのイノベーションやユーティリティーとしての成長の芽が萎む危険性もある。“資産(asset)”とすることで一部の投資目的の人は喜ぶかもしれないけど、それって結局1昨年前からのバブルの焼き直しを引き起こすだけだと思うね。
それなら、当面は仮想通貨でも気にせず進めて、現場でのサービスや商品の特性に沿った説明責任で果たしていった方がいい。
こちらの暗号資産商品には資産としての価値はありません!
とか説明されたら面白発言過ぎるね。
それでは結論をどうぞ!
2019年のG20大阪では国際協調として暗号資産と表記!あとはしれっとスルー推奨で!
こんな大人にはなりたくない!><