ビットコインキャッシュ(BCH)が再浮上、ビットコインSV(BSV)は後退

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ビットコインキャッシュ(BCH)が再浮上、ビットコインSV(BSV)は後退

12月10日、ビットコイン価格は39万のマイニング採算限界で下げ止まり、ショートポジションの利確と売られ過ぎ観測から、わずかに値を40万ラインへと一度戻した後、軟調継続へと戻っている。

11月のビットコイン最悪の価格下落騒動の要因になった、ビットコインキャッシュ(BCH)とビットコインSV(BSV)は、BCHとなったABC陣営側の価格100ドルを軸に互いに時価総額の順位を入れ替える一進一退の値動きをする状態になっている。

12月7日にBCHは100ドルまで20%下落、BSVは110ドルまで20%上昇し時価総額が7位と5位で逆転

12月7日昼時点でビットコインキャッシュABCは、ビットコインキャッシュ(BCH)としてマーケット影響下にあり、かつ材料が出尽くしていた感からVanEck/SolidX社のビットコインETF非承認のニュースによる市場全体の下落影響へ同調して下げる展開に、反面ビットコインSV(BSV)は新機能の告知や、未だ利用者への付与過程であるなど希少性の出る限定的な取引であったことが幸いしてか、ステーブルコインと同調するような20%近い急騰を見せていた。

12月9日にBCHは110ドル付近まで回復、BSVは100ドルを割り再度順位が逆転

しかしその後、同7日にウィンクルボス兄弟が所有する仮想通貨取引所のジェミニ(Gemini)で、ビットコインキャッシュ(BCH)の取扱いを開始すると発表、ビットコインSV(BSV)の取扱いはせず「ビットコインSV(BSV)など、私たちがサポートしていないブロックチェーンを介してGeminiに送信されたトークンは、無効となり回復不能になる」と付け加えた。※

(※ジェミニは今年3月時点でビットコインキャッシュ(BCH)の追加対応を発表しており、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)の承認を受け今回の発表を行っている。ビットコインSV(BSV)についてはこれから外れた話であり、Geminiは今後数週間から数ヵ月に渡り継続して調査をして判断をし、BSVの引き出しや取引に対応するかは未定としている。)

さらに8日、BSVネットワーク上の「0-conf」トランザクションにて、ユーザーの誰もが同じBSVコインを二重に使用できる「二重支払い」を実証する映像が「Vimeo」に投稿され、その他にもBSVのトランザクションが分散をうたいながら、450程度のノードのうち僅か4つのノードで全体の75%のハッシュレートを占める中央集権化された状態であることへの批判が強まっており、上昇を続けていたBSVは難しい下落局面へ移行している。

国内取引所のBSVの付与と取引対応の開始時期の行方は?

BSVの動向もだが、今後気になるのは、海外取引所を中心にBSVの取引が拡がる中、国内取引所でのBSV対応がいつ頃になるのかである。国内の仮想通貨交換業者は、金融庁への登録が必要とされており、金融庁の認定団体である日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)に加盟している。今回BCHから分裂したBSVは未審査状態の新通貨であり金融庁との追加のためのやり取りと協会への登録が必要となる。国内取引所でのBSV付与割合は不明だが、既に世界的には値動きを開始している都合、判断対応が長期化すれば利用者への影響は小さくない。

依然として、BCH(ABC)とBSVの引き起こしたハッシュウォーの戦後処理は続いており、さらに仮想通貨価格の下落を誘引するリスクが燻ぶっている。市場を上向かせるめぼしい好材料が見当たらない中、不透明な底値期待に寄りかかっている状態であり、年末年始も目が離せない状況であることを注意したい。

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