ヴィーチェーン/VeChain (VET)の特徴をまとめて解説
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ヴィーチェーン/VeChain(VET※メインネット移行前はVEN)は、情報の流れを透明化し、企業とのコラボレーションの効率を高くし、情報や価値の流れを高速にする、ブロックチェーンを使った分散型ビジネスエコプラットフォームです。
具体的なユースケースとして、コールドチェーン(低温流通)では、独自のIoTデバイスを使って全旅程を追跡でき、車産業であれば、車両のデジタルパスポートを作成して、修理から運転手の行動までを記録できます。また、医療やヘルスケアでは、エンドツーエンドの生産プロセスと医療機器の使用状況を追跡したり、患者のバイオメトリックデータを医師と安全に共有できるようにして、リアルタイムモニタリングが可能です。さらに、ラグジュアリーやファッションでは、スマートチップを埋め込み、販売チャネルの監視や在庫のチェックをすることができたり、高級品の偽造チェックもできるようになります。
基本情報
ジェネシス日 | 2017-08-15 |
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ブロックタイム | ─ |
発行上限 | 8,670,000,000 |
ハッシュアルゴリズム | ─ |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Authority |
ホームページ | https://www.vechain.org/ |
開発/GitHub | https://github.com/vechain/thor |
コミュニティ/フォーラム | https://twitter.com/vechainofficial |
エクスプローラー | https://etherscan.io/token/0xd850942ef8811f2a866692a623011bde52a462c1 | 取引所 | Binance Bithumb Huobi.pro Kucoin LBank Bitfinex DragonEx YEX Coinspot |
特徴
すでに、自動車メーカーBMWとGroupe Renaultと提携し、PwC(プライスウォーターハウスクーパース)からの資金調達にも成功しています。
VeChainは、2016年初頭からブロックチェーンユースケースのビジネス提携を開始し、4つのユースケースで世界の大企業と作業をはじめました。2017年には、重要なパートナーシップを含む20社以上と提携を行い、2018年初頭にはすでに、210社以上とのパイプラインができています。
既にVeChainは、成功事例をもっており、それらを業界のテンプレートとしてモデル化する予定があるとのこと。ICOから調達した資金を使用して迅速なスケーラビリティを実現するとも語っており、今後の展開に期待ができそうです。
VeChain CEOのSunny Lu氏は、Louis Vuitton Chinaで、CTO、CIOを務めていた人物。
VeChain Europe GMのJerome Grilleres氏は、BarclaysでHead of Commercialの経験があり、ビジネス展開に必要な人材もそろっていそうです。
メインネットへの移行
VeChainは、2018年6月30日にメインネットへ移行しました。
VENトークンは利用不可能となるため、必要に応じてVENホルダーは、7月31日までにトークンスワップを行う必要があります。