子供を対象にする国際連合児童基金であるユニセフ(UNICEF)は、オープンソースで開発される技術支援を目的とした仮想通貨基金「UNICEF Cryptocurrency Fund」を設立したと9日に発表した。
この仮想通貨基金ではビットコインとイーサリアムを受付け、基金としてその仮想通貨を保持し、支援する際も仮想通貨での支払いを行う。仮想通貨で受付、また支払いを行うのは、国際機関としてはユニセフが初めてとなる。
「UNICEF Cryptocurrency Fund」の最初の寄付は、イーサリアム財団からの寄付となり、現在大阪で開催されているDEVCON5にて発表が行われた。
ユニセフのエグゼクティブディレクターHenrietta Fore氏は以下のように発表した。
ユニセフのエグゼクティブディレクターHenrietta Fore氏
これはユニセフにとって新しい刺激的な挑戦です。デジタル経済とその通貨が次世代の生活に欠かせないものになる場合、その手段を提供する方法を模索することが重要です。仮想通貨基金の創設は、人道的な側面についても重要かつ歓迎すべき一歩です。