TrustウォレットがTezosのステーキングに対応|バイナンスが公式採用するウォレット

世界最大手の取引所バイナンス(Binance)が公式採用するトラストウォレット(Trust Wallet)のモバイル用アプリが、Tezos (XTZ)のサポートしたことを公式発表した。また近日中にTezosのプルーフオブステーク(PoS)に対応したステーキングサービスも提供する。

トラストウォレットのモバイル用アプリは、今回のTezosの追加で23のブロックチェーンに対応していることになる。イーサリアムのERC20、ERC721、ERC223などを加えると、サポート種類は千種類を超えている。

トラストウォレットが注目されている理由

トラストウォレットが注目されている点としてはバイナンスが始める分散型取引所バイナンスDEX(BinanceDEX)にある。バイナンスDEXではバイナンスが資産を預からず、顧客自身が資産管理を行いながら取引が行われ、個々の資産管理はバイナンスが公式採用するトラストウォレットにて行われる。

バイナンスが徐々に顧客の取引を分散型取引所への移行を目指す中、DEX利用にはトラストウォレットが必須条件となってくるため重要性が増している状況だ。

Tezosのステーキングサービス

今回の発表で特に注目されているのは、Tezosのプルーフオブステーク(PoS)に対応した報酬を受け取れるステーキングサービスにある。

そもそもTezosはイーサリアムと比較されることも多いDappsにも対応するプラットフォームで、コンセンサスアルゴリズムにDPoS(Delegated Proof of Stake)を採用している。そのブロック承認作業ではTezos(XTZ)を多く保有(ステーク)したノードを対象に、ブロックを承認する作業がランダムに割り当てられ、その承認作業に対して報酬が得られる仕組みになっている。

またTezosの設計には、Tezos(XTZ)保有者がブロック承認者へ保有権利を委任する機能が備わっており、トラストウォレットはこの委任を受ける形で代表してブロック承認を行いTezos(XTZ)保有者へその報酬を分配する。

TezosのCEO、Viktor Radchenkoは今回の発表の中で次のように述べている。

Tezosは主流のPoSプロトコルであり、その信頼性のある委任システムを、トラストウォレットのユーザーに提供でき嬉しく思います。

Tezosチームが、オープンソースであるトラストウォレットコア(Trust Wallet Core)の開発に尽力してくれたおかげで、今回トラストウォレットモバイルアプリにリリースすることができました。

Tezosステーキングはコインベースカストディでも

先日、米仮想通貨取引所コインベース(Coinbase)の資産管理部門カストディサービスでも、同じようにTezosステーキングへの対応を発表した。こちらもTezos資産を預ける機関投資家からブロック承認権利を集め、コインベースカストディが代表してブロック承認を行い、その報酬を投資家に分配する。

カストディとウォレットで業態は別だが、Tezos保有に関する要望が高まっていることが伺われ、その環境が整いつつある。

ステーキング、今後の需要

電力問題や承認時間などで、プルーオブワークには大きな問題を抱えているため、主要通貨であるイーサリアムでもプルーフオブステークへの移行を予定している。仮想通貨を保有(ステーク)するユーザーへのサービス拡充が今後も広がるのか注目を集めている。

参考:Trust Wallet Adds Tezos Wallet (XTZ) Support and a First Look at the Upcoming Staking Feature

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