セキュリティトークン発行のスワーム(Swarm)がトロンと提携|トロン上で証券のトークン化

ジャスティン・サン氏率いる仮想通貨プラットフォームであるTRON(トロン)は、セキュリティトークンの発行や管理が行えるスワームSwarm (SWM)と提携したことを発表した。

スワームSwarm (SWM)とは?

スワームはセキュリティ(証券)トークンの設定や発行、配当管理や投資家管理などが行える証券のトークン化に関する総合ソリューションだ。昨年からセキュリティトークン関連のプロジェクトに熱い視線が注がれているが、ポリマス(Polymath)やセキュリタイズ(Securitize)などと並んでこのスワームも注目されている。

現状の金融市場では、かなりの資金を持った裕福な投資家やベンチャーファンドなどしかその権利を得ることが出来ない未公開株式への投資チャンスを、一般投資家にも広げることを目的としている。また他のプロジェクトとは違い、セキュリティトークン発行に関しての報酬を一切もらわず非営利団体としてSwarmを運営していく特徴がある。

TRON(トロン)との提携

今回の提携により、トロンネットワーク上で証券のトークン化をスムーズに行うことが出来るようになり、ユーザーはわずかな手数料で素早く証券売買を完了することが出来るとしている。

今回の発表の中で両陣営の代表は次のように述べている。

トロンCEO ジャスティン・サン氏
Swarmはデジタル投資業界の中で優れたビルダーの1つです。彼らがトロンを採用したことは、投資業界にとって分散型の金融市場の発展への大きな流れになるでしょう。

スワームCEO Philipp Pieper氏
高速で無料のソリューションを提供しているトロンの献身的な取り組みは、スワームの無料でセキュリティトークンを発行する仕組みにフィットするでしょう。

事業者はトロンのブロックチェーン上でセキュリティトークンを提供でき、投資家はTRXとUSDT-TRON(ステーブルコインテザーのトロン版)を使って購入することが出来ます。

今回の提携は、トロンコミュニティに向けて、急成長している投資業界への扉を開くことを意味しています。

証券のデジタル化の波

金銭価値を保存した通貨はもちろん、権利を証明した証券のデジタル化の流れも加速している。この日本でも世界に先駆けて、金融庁が主導する形でデジタル証券型トークンが金融商品取引法の枠組みの中に整理されようとしている。

スワームの理念にも通じる投資機会の民主化は実現するのか?厳しい規制によって一般投資家が参加することは出来なくなってしまうのか?この辺りをポイントにして法整備の進展を待ちたい。

参考:Swarm to bring security tokens to TRON blockchain

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