トロンの名を語る詐欺事件で無関係のトロン関連会社に被害者が殺到
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仮想通貨のトロン(TRON/TRX)やビットトレント(BitTorrent)の名を語ったピラミッドスキーム(ねずみ講)詐偽にあった被害者が、トロンの協力会社Raybo technologyに殺到した騒動に対して、トロン財団が公式声明を発表した。
詐欺行為を行った団体は「ウェイブフィールドスーパーコミュニティ(Wave Field Super Community)」と名乗っており、TRON、BitTorrent、およびuTorrentなどの名前を語り高い収益を約束し会員から資金を集めていた。
A number of people attempted to enter the office of Raybo technology, a partner of TRON in mainland China. v/Video on the internet show scenes of the incident and the police response that removed them and secured the office. Detail: https://t.co/XGkCPjjdl1
— Justin Sun (@justinsuntron) 2019年7月8日
今回のトロン財団からの公式声明では、まず第一に被害者への同情と理解を表明している。またトロン財団が今年1月に「ウェイブフィールドスーパーコミュニティ」の存在を知って以来、SNSなどで注意を呼び掛け、同団体へトロンの名前を使うことに抗議を行った経緯も公表した。
加えて実際の詐欺グループは、トロンやその関連会社Raybo technologyとは全くの無関係団体のため、今回発生した押し掛け行為には強く非難するとも発表している。現在トロンは警察の協力の元、詐欺グループへの捜査に協力している。
参考:TRON Foundation|The Wave Field Community Scam and Our Response