テゾス/Tezos(XTZ)の特徴をまとめて解説

昨年ICOで巨額資金を集めたことで話題になったTezos、内紛やSECからの指摘など悪いイメージばかりが先行してしまいましたが、最近ではプロジェクト開発も順調に進み再度注目されています。成り立ちや特徴をまとめて紹介します。


 

先行したマイナスイメージ

昨年のICOではそのプロジェクトの内容の良さから250億円を超える事業資金が集まりました。しかしその巨額資金があだとなりマイナスイメージばかりが先行してしまった印象があります。まずはどんなマイナス内容があったかをおさらいします。

米証券取引委員会SECが指摘
2017年7月に行われたTezosのICOは米国民向けにも販売されたため、米証券取引委員会SECより「米国証券法に抵触しており無登録の証券販売だ」との指摘を受けました。ICO基金の主体を、クリプトバレーの愛称で呼ばれているスイスのズークに置くことで法的に逃れる形になっていますが、その後米国の投資家からも訴えられる騒動に発展しました。

2018年4月 創業者が罰金
創業者のArthur Breitman(アーサーブレイトマン)氏はTezos開発当時、金融大手モルガン・スタンレーにて勤務していましたが、金融商品を取り扱いながら別の開発活動を行っていたことを公表していなかったため、米金融証券取引業協会(FINRA)から2万ドルの罰金を科せられました。

Tezosの創業者紹介
ファンド大手Bridgewater Associatesや、コンサル大手Accentureの職歴を持つKathleen Breitman(キャスリーンブライトマン)と、金融大手のゴールドマンサックスやモルガンスタンレーという職歴を持つArthur Breitman(アーサーブレイトマン)、この夫婦によってTezosは創業されました。

内紛でプロジェクト進行が遅延
創業者ブレイトマン夫妻と、開発資金のすべてを握るTezos財団の代表johann Gevers(ヨハンカーバース)氏との間で内紛が置き訴訟問題に発展。身内によるもめ事でプロジェクト自体の進行が大幅に遅れました。

 

Tezosの特徴

どうしても過去のマイナスイメージが付きまといますが、そもそもプロジェクトの内容が良くなければ大きな資金を集めることは出来ません。プロジェクトの特徴を把握しましょう。

Tezosは良くEthereumとも比較されます。そのことからもわかる通りスマートコントラクトを実装できる分散型アプリケーションを構築するためのプラットフォームです。

独自のアップデート方法
通常ブロックチェーンは新たな機能を盛り込むことが得意ではありません。これまでのハードフォークの歴史を見ても機能改善や、新機能追加が混乱を産んできました。Tezosではそういった特徴を改善すべく通貨システムを変更する際、以前のブロックチェーンと互換性を持たせることが可能なように設計されています。この機能は他の通貨にはない独特の機能です。

コンセンサスアルゴリズムDPoS
ビットコインやイーサリアムの問題と言えばマイニングです。電力問題、ブロック承認時間の問題、さまざまな問題がプルーフオブワーク(PoW)には存在します。Tezosではそれらの問題を解決するためデリゲーテッドプルーフオブステークを(DPoS)を採用しています。ランダムに選ばれたトークン所有者によって承認が行われるため効率が良く、承認時間も短縮されます。

スマートコントラクト検証機能
スマートコントラクトはブロックチェーン上に様々なアプリケーションを乗せることができ大変便利な機能ですが、ブロックチェーンという特徴上一度実装してしまったスマートコントラクトを修正することが出来ません。Tezosではスマートコントラクトの動作検証する機能が採用されており、確実にスマートコントラクトを実装するために非常に重要な仕組みとなっています。

 

内紛を教訓に会計監査付き

イーサリアムの問題点をも解決させたスマートコントラクトを実装できるプラットフォームTezos。過去のもめ事で弱点となっていた開発運用は監査、会計サービス大手のプライスウォーターハウスクーパー・スイス(PwC)が担うことで解決させました。

世界有数の監査企業が入ることで、開発資金の運用に透明性も出てプロジェクトの推進に期待が持てます。

 

無事にメインネット、そしてCoinBase上場候補へ

様々なもめ事があり当初の予定よりかなり遅れてしまいましたが、プロジェクトは止まることなく2018年9月に無事にメインネットをリリースしました。


2018年9月15日メインネット発表

リリースが遅れたことはマイナス評価ですが、2018年12月にはCoinBase(コインベース)への上場候補にも挙げられ再注目されています。正しく把握して注目しましょう。

参考記事:CoinBase(コインベース)が上場検討している通貨を新たに発表

Close Menu