リップルとマネーグラムが戦略的パートナーを提携、お互いのメリットは?

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17日、Ripple(リップル)は、国際送金サービス大手のMoneyGram(マネーグラム)と戦略的パートナーの提携を発表した。

これにより、リップルは、マネーグラムのクロスボーダー決済とデジタル資産を用いた外国為替決済において主要なパートナーとなる。

マネーグラムは、6,000億ドルと言われる世界の送金市場で事業を展開しており、200以上の国と地域で数百万の顧客にサービスを提供している。しかし、その決済方法は、通貨を事前に購入するという従来の伝統的な外国為替市場に頼っていた。

今回の提携により、マネーグラムは、xRapidを用いて国際送金が可能となるため、決済要件と資金調達のタイミングを一致させることができ、コスト削減、バランスシート効率改善、リスク軽減といった恩恵を受けることができる。

また、顧客にとっては、送金速度の改善や手数料が安くなるといったメリットを受けることができるため、マネーグラムでの取引量は増加すると見込まれている。

一方、リップルにとっては、送金速度、手数料、送金手順などにおいて、従来の送金方法よりもxRapidが優れていること証明する絶好の機会であり、流動性の問題も改善できる。

xRapidは、2018年10月に商用利用が発表されたリップルの国際送金における主要な製品の一つです。XRPをブリッジ通貨として使用することで、従来の国際送金では必要だった「送金先の国の通貨を保有している口座」を中継していくプロセスを省くことができ、送金速度の改善や手数料の引き下げが可能となっている。

発表によると、提携期間は2年間でリップルは最大5,000万ドルを出資する。すでに、初期投資としてマネーグラムの普通株と新株の購入権利を3,000万ドル分買い取ったと日本経済新聞が報じている。

この提携について、マネーグラム会長兼最高経営責任者のAlex Holmes氏は、

リップルのxRapid製品を利用して、24時間365日、米ドルから目的通貨に即座に資金を決済することがでる。これにより、業務に革命をもたらし、グローバルな流動性管理を劇的に合理化できる可能性がある。

と述べ、リップルCEOのBrad Garlinghouse氏も、

この戦略的パートナーシップにより、マネーグラムは業務を大幅に改善し、世界中の何百万もの人々がその改善された効率から利益を得ることが可能になる。

と述べており、どちらにとっても大きなメリットが受けられる。発表後、米マネーグラム・インターナショナルの価格は1.45ドルから時間外取引で3.50ドル近辺まで上昇、XRPも4.81%ほど上昇し0.448ドル近辺で取引されている。

参考:Ripple Insights日本経済新聞

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