ビットコイン急落の中、ステーブルコインは本当に安定していたのか?

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  • ICHI

ビットコインキャッシュのハードフォーク目前で、15日の未明から大幅に下落したビットコイン。大荒れの展開となった仮想通貨市場でしたが、ステーブルコインはどうだったのでしょうか。

各ステーブルコインは本当に安定していたのでしょうか?

気になるステーブルコイン価格をcoinmarketcap.comのデータを利用して比較してみました。

比較したステーブルコインは、下記の5種類。
・Paxos Standard Token(PAX)
・TrueUSD(TUSD)
・USD//Coin(USDC)
・Gemini Dollar(GUSD)
・Tether(USDT)

※ビットコイン価格が下落を始めたのが「0時49分」、一番の底値となった「5時39分」です。

Paxos Standard Token(PAX)

Paxos Standard Token(PAX)

TrueUSD(TUSD)

TrueUSD(TUSD)

USD//Coin(USDC)

USD//Coin(USDC)

Gemini Dollar(GUSD)

Tether(USDT)

Tether(USDT)

1番ステーブルだったコインは?

グラフだけだとわかりづらいので、14日と15日のHistricalDataを使用して、標準偏差でみると下記のようになりました。
1.TrueUSD(TUSD)
2.Tether(USDT)
3.Paxos Standard Token(PAX)
4.USD//Coin(USDC)
5.Gemini Dollar(GUSD)
※あくまで2日間の日次データでの標準偏差の結果から。

一番変動が少なかったといえるのは TrueUSD(TUSD)でした。グラフからは、1.02 USDを上に抜けている時間がやや長いのですが、使用したHistricalDataは日次データのため、それらを全て集計しきれていないため、暫定的に1位という結果になりました。

一番変動が大きくなってしまった Gemini Dollar(GUSD)は、一時、1.18 USDまであがってしまったのが大きく影響しています。マーケットキャップが一番小さいため、大きな流入が起きると価格も大きく変わってしまうのが現時点での問題点かもしれません。ただし、終値は、14日中に始値と同じ価格に戻っています。

そして、いろいろな噂のあるTether(USDT)でしたが2位でした。ただし、他のコイン価格やマーケットキャップが上昇する中、テザーだけ下落しており、14日中に唯一、終値が始値まで戻っていないコインです。マーケットキャップは今回比較したコインの中でも一番大きいため、まだメインステーブルコインと言っても過言ではありません。多くの思惑が交錯しているため、価格の変動も他のステーブルコインとは違った動きとなるのかもしれません。

テザー以外の新コインの動きをみてみると概ねステーブルコインとしての一定の価値を証明できています。
現在、仮想通貨市場は下落傾向にあり、ステーブルコインが大きく活躍の場を広げています。

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