ShapeShift、Changelly、Evercoin、CoinSwitchなどウォレットと簡易取引所の相性について

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先日ハードウェアウォレットに搭載される簡易取引所機能についてお伝えしましたが、手軽な取引の形として非常に将来性のあるサービスということでそれぞれどういったサービスなのかを詳しくご紹介します。

簡易取引所の主要サービス

ShapeShift

https://shapeshift.io/

2014年からサービスを行っている簡易取引所です。マイナーコインからマイナーコインへの交換を提供しており、サイト上でコインを二つ選んでボタンを押すだけで交換が出来てしまうという非常に簡単な手順でサービスを行っています。

スイス発のこのShapeshiftは過去にハードウェアウォレットのKeepkeyを買収しており、この簡易交換機能を盛り込んだハードウェアウォレットを発売しています。

ShapeShiftの特徴
・交換はサイト上で希望コインを選ぶだけ
・メールアドレスのみの登録
・(イメージ的には)コイン交換の代行サービス

通常マイナーなコイン同士を交換するためには、そのコインを取り扱っている取引所に口座開設して取引を行う必要があります。一口に取引所といっても口座解説には本人確認が必要ですし、もしマイナーコイン同士のペアが用意されていない場合はBTCまたはETHにいったん交換してから希望のコインに交換しなければいけません。

こういった面倒な作業をすべてやってくれているのがShapeShiftです。主要コインの在庫は持っているはずですが、様々な取引所でマイナーなコイン調達を行って交換に対応してくれています。交換代行サービスのようなイメージで、何といってもその簡易さが売り物です。

(少し前まではメールアドレス登録すらありませんでしたが、国際的な規制の流れから現在はメールアドレス登録を求められます。)

デメリットと言えばShapeShift側に支払う手数料(0.5%以内の手数料とマイニング手数料の合計)がありますが、BTCやETH経由での手間の多いコイン交換を代行をしてくれていると思えば、その手数料も妥当なものだと思えるのではないでしょうか。

思い立った時にすぐに交換できる機能がウォレットやハードウェアウォレットとの相性がとても良い機能です。

Changelly

https://changelly.com/

ShapeShift同様に気軽に交換できるサービスですが、こちらはもっとあからさまで世界中の取引所からベストの交換レートを選んで提供することを前面に押し出しています。世界中の取引所にアカウントを持っているChangellyに、まさに交換の依頼を行っているという感覚でしょうか。

個人では世界の取引所にアカウントを作ること自体がけっこうなハードルがあります。自分が口座開設している取引所で買うより、Changellyサービスの方が安いレートを選択してくれる場合もあり、0.5%の手数料を払ってもChangellyを利用した方が交換レート条件が良くなる場合もあるようです。

Changellyの特徴

・様々な取引所から最適なレートを選んでくれる
・メールアドレスのみの登録
・手数料固定0.5%

その他、同様のサービス

MorphToken
https://www.morphtoken.com/

こちらもアカウント登録なしで、各コインに交換できるサービス。取り扱いコインは上記に比べて多くはないですが、API提供も行っておりウォレットへの導入も想定してサービス展開している模様です。

Flypme
https://flyp.me/

もともとWEBウォレットを開発していたHolyTransactionが開発した簡易取引所がFlypmeです。こちらもAPI提供を積極的に行っており今後採用するウォレットも増える可能性があります。

COINSWITCH
https://coinswitch.co/app/exchange

サイトに行くとわかりますがShapeShift、Changelly、KuCoin、HitBTC、BITTREX、CRYPTOPIAでの取引をすべて取り込んだコイン交換サービスです。交換ボタンを押すと各サービスが提供するレートが一覧表示されるので自分で最適なレートを選択することができます。

Evercoin
https://evercoin.com/

取引所機能が付いたモバイル用ウォレットアプリとして今年2018年にiPhone用、Android用と発表してきたEvercoin。2019年6月にはハードウェアウォレットの販売を計画しています。ハードウェアウォレットまでリリースされればこれだけで他はもういらないかも?

これらサービスに共通する大きな壁は規制

会員登録もなしにコインの交換代行を行ってくれるこれらのサービス。多少手数料が高くてもものぐさな人は多いので、ウォレットやハードウェアウォレットとともにこういったサービスが広く浸透することが期待されています。

ただ、一点どうしても気になるのは規制に対する対応です。ブロックチェーン上には記録が残りますが、まったくのKYCもなしに気軽に交換できるとあれば日本での公式サービスとしての展開については難しいものがあるでしょう。同じく米国においても米証券取引委員会への登録など規制に関しては同様のことが言えるのではないでしょうか。

こういった便利な機能が日本で浸透するためには、ShapeShiftなどの事業主が日本で取引所として認可登録される、もしくは日本の認可取引所がこういったサービスを提供する、の二通りしかありません。どちらの場合もしっかりと個人情報を取り口座開設を行ったうえでのサービス展開になることが予想されます。

非常に便利な組み合わせだけに気軽に使えるようになって欲しいですが、規制との兼ね合いが大きな影響を及ぼします。利便性と規制の関係にも注視しながらサービス展開を待ちましょう。

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