簡易取引所の大手シェイプシフト(ShapeShift)がリニューアル|ハードウェアウォレットkeepkeyと組み合わせ自己管理型の取引所へ

サイト上で交換したい仮想通貨ペアを選ぶだけで簡単に取引が行えることを特徴としていた簡易取引所の大手シェイプシフト(ShapeShift)が7月8日に大規模リニューアルを完了させた。

リニューアルした新しいシェイプシフトでは、自社で開発しているハードウェアウォレットkeepkeyを使った仮想通貨の保管、そして元々得意としていた仮想通貨の交換機能に加え、仮想通貨の購入機能、仮想通貨のリアルタイムデータなどを追加し、仮想通貨を保有する投資家用の総合プラットフォームへと生まれ変わった。主な特徴は以下となっている

特徴1:保管
シェイプシフトが資産を一点に集めて管理を行うのではなく、自社開発するハードウェアウォレットkeepkeyを利用しそれぞれ個人が安全に資産管理できる。他社のハードウェアウォレット製品であるTrezorにも対応しており、Ledger社にはもうすぐ対応予定としている。

特徴2:購入
USドルにて銀行口座から直接仮想通貨を購入することが可能で、手数料は1%未満となっている。

特徴3:取引
シェイプシフトの取引機能が新たなプラットフォームに引き込まれ、使いやすいインターフェイスで簡単に取引を行うことが出来る。

特徴4:データ
シェイプシフトの市場データ分析部門CoinCap.ioを活用して、正確な最新の市場データと過去のチャートを表示することが出来る。

資産は自己管理型

今回のリニューアルを発表したシェイプシフトのCEO、Erik Voorhees氏は、資産を集中管理せず個人で資産を管理するプラットフォームであることを最大の特徴として挙げ、Mt.Goxに代表されるようなハッキング被害を繰り返さないことを強調している。

分散型取引所DEXのような進化を遂げたシェイプシフト

個人資産を管理しながら取引などを行える機能というと、BinanceDEXに代表されるような分散型取引所(DEX)を思い浮かべるが、実際の取引はこれまで簡易取引所と同様にシェイプシフトが行っており、同一のブロックチェーン上の取引だけではなく様々なブロックチェーン構造を持つ仮想通貨を交換することが出来る。

従来の取引所やカストディ業務などでは、資産が一か所に集中してしまいどうしてもハッキングリスクが高まるが、ハードウェアウォレットkeepkeyを買収し開発を手掛けるシェイプシフトならではの進化の方向と言える。

また、以前は会員登録などの面倒な手続きを行うことなく簡単に交換できることで利用が広がったシェイプシフトだったが、世界の犯罪対策の動向からKYCの取得を迫られた経緯がある。この流れからも、会員登録をしっかり経由したアカウント登録型のサービスへの進化となった。

バイナンスを始めハッキングリスクを低下させる資産自己管理型のサービスが、今後も拡大していくのか注目が集まる。

(リニューアルを発表するツイート)

参考:ShapeShift Building a Bridge to Financial Sovereignty

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