米証券取引委員会(SEC)最初のビットコインETF承認は早くても年明け?

  • 公開日:
  • 更新日:
  • 編集者P

7月にビットコインETFへの承認期待から一時値上がりをしたビットコイン相場ですが、ウィンクルボスETFの否決と相次いでのビットコインETF可否の延期により再び価格下落と低調な値動きとなっています。

そもそも、ビットコインETFの承認の期待感は本当に高いのでしょうか?冷静に情報を拾い上げて見て回れば実際の承認観測は早くとも年明け程度になるのではないかという意見が目立つことに気が付きます。その根拠として、SECの審議は最長240日で設定された期限一杯まで、不透明なビットコイン相場を注視しながら延期し続けるのではないかというもの。

以前からSECは、仮想通貨のETFへの適正について、消費者保護の観点から価格安定性に乏しく適正とは言えないという見方をしています。
皮肉なことに、ETFへの期待観測と否決のニュースが流れるたびに、価格は上下に激しく変動を繰り返しており相変わらず安定とは程遠い様を猛烈アピールしています。
ウィンクルボスETFの否決理由は、市場への十分な監視にたいして納得感がいく根拠が提示されていないことでした。9月30日へ延期されたETF申請の本命と言われているのがCboeですが、これも期待感と失望感から価格の上下を激しく起こしています。

Cboe他、延期されているどのETFも申請後の最初の45日が経過し45日の延長がされただけで 審査期限は150日も残されています。もし、今後もビットコインの価格がETF観測に対してボラティリティーの大きさを示し続ければ延期の材料となり続けることになります。そうなった場合、2月末~3月まで延期される可能性は低くありません。さらには、審査の延期と240日の期間いっぱいまで延期したうえで否決される結果を繰り返すかもしれません。

7月のG20での共同声明で国際規制の明確化(FATFによる取りまとめ)が出されず、10月に明確化をすると先送りされたこと。既に3月の声明で7月の明確化を行うことを言及されていたため、10月の明確化も紛糾している貿易問題に追い出される形で先送りされ国際規制への足並みが揃わない可能性が出てきたことも少なからず影響しています。さらに間の悪いことに、今までも囁かれていた仮想通貨相場の仕手行為を示すデータが、調査結果として市場に提示されています。

とはいえ、申請中のビットコインETFの多くは否決されたわけではなく、あくまで延期されているだけです。ウィンクルボスETFの否決もタイミング的に240日の期限一杯だったこともあり、全会一致ではなく3:1での否決だったことなど今後の承認に期待できないような否決内容ではなかったとする意見もあります。仮想通貨の冷え込みに対して、技術やインフラ構築はわずか数か月前の否定意見を覆せるだけの進歩も見せており、国際的には何ら回答が出ていない状態が続いています。

マネーロンダリングや仕手相場の撲滅など犯罪違法行為への監視、利用者の保護をビットコインを取り扱う側が示せばあっさり承認される向きがあるように感じます。(もっとも、その獅子身中の虫が炙り出せなかったり、推進する当人たちが身中の虫そのものだったりするのですが)
市場関係者には冷静な、継続的な再分析を繰り返し、不透明さを解消していく姿勢が求められていると思われます。

Close Menu