セキュリティトークンのセキュリタイズ(SECURITIZE)がMUFG、野村、KDDI、三井不動産などから約15億円の資金調達

証券型トークンの発行プラットフォームであるセキュリタイズ(SECURITIZE)は、スペイン最大のサンタンデール銀行をはじめ、三菱UFJ銀行(MUFG)や野村ホールディングス、KDDI、三井不動産などから1400万ドル(約15億円)の資金調達をしたことを発表した。

今回の資金調達は以前から開催されていたシリーズAラウンドの延長となっており、その調達総額は3,000万ドル(約32億円)を超えている。セキュリタイズのCEOであるCarlos Domingo氏は以下のように述べた。

セキュリタイズCEO、Carlos Domingo氏
サンタンデール銀行やMUFG、野村などの大手の戦略投資家や主要なブロックチェーン投資家からの資金提供は、既存の金融市場に革命をもたらすデジタル証券の存在の大きさを象徴しています。
Securitizeへの投資を通じて、われわれの業界を先取りする技術力により、普及やイノベーションを加速します。

Santander InnoVentures投資責任者、Manuel SilvaMartinez氏
私たちはブロックチェーン技術を使って金融業界のインフラの重要部分を再開発している企業に賭けているため、セキュリタイズはサンタンデール銀行にとってデジタル証券市場に参加するための重要な戦略的な投資です。
セキュリタイズのカルロスCEOと彼のチームと協力し、資本市場に革命をもたらします。

三菱UFJイノベーション・パートナーズ 鈴木伸武社長
デジタル証券は、金融業界でブロックチェーン技術の主要な実用例になりつつあります。急速に成長しているこの分野において、セキュリタイズは主要な開発企業として注目しています。
三菱UFJイノベーション・パートナーズはセキュリタイズへの投資を通じ、戦略的な関係を確立させ将来のさらなる協業を進めていきます。

セキュリタイズでは、セキュリティトークンのTezosブロックチェーン上での発行をはじめ、ゼロ知識証明で有名なシルビオ・ミカリ教授が考案したAlgorand上での発行も行っている。TezosファウンデーションのHubertus Thonhauser氏は以下のように述べている。

Tezosファウンデーション、Hubertus Thonhauser氏
セキュリタイズは、オンチェーンのデジタル証券の先駆者であり、強力な創業者チームを持っています。Tezosファウンデーションの使命は、Tezosを基盤に使った戦略的なプロジェクトに資金提供することです。従ってセキュリタイズへの資金提供は我々の目的と完全なマッチングです。

世界に先駆けて日本にて法令化

2018年から実施されてきた金融庁の研究会で話し合われた内容が、資金決済法と金融商品取引法の改正案となって来年施行される予定となっている。その金融商品取引法の改正では、デジタル版の証券も既存の第一項有価証券に分類されることになっており、デジタル版の証券の存在も日本で正式に認められる。こういった背景から日本企業から証券のデジタル化を進めるプロジェクトへ注目が集まっていることが予想されている。

世界の金融業界では様々な資産がデジタル証券化することが予想されており、世界に先駆けて日本でデジタル証券が普及することが期待される。

参考:SECURITIZE / Santander InnoVentures, MUFG, and Nomura Holdings back Securitize in US$14M fundraise

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