リップルビギナーのための3分でわかるXRP解説

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XRPは、CoinMarketCapの時価総額で3位をキープしていましたが、今月2位へと浮上しました。また、先日発表されたHuobiの新規口座開設キャンペーンでもXRPがプレゼントコインになるなど、日本では人気のコインとなっています。

そんなXRPですが、仮想通貨をはじめたばかりの人にとっては、新しいことが次々に発表されて情報がバラバラになっていたり、国際送金で使う以外よくわからないといった悩みがあります。この記事は、そんなリップルビギナーのための3分でわかるXRP解説です。

XRPの読み方は?

XRPは「エックスアールピー」と読みます。
リップル社(Ripple inc.)が発行する仮想通貨です。
総発行数は、1,000億XRPですが、550億XRPをロックアップしています。

ロックアップとは

リップル社が保有するXRPを一気に市場に放出したら、XRPの価値が暴落するのではないかという懸念がありました。
そのため、リップル社は2017年第4四半期に、550億XRPをエスクロー口座にロックアップし、毎月1日に10億XRPずつ引き出せるようにしています。
利用されなかったXRPは、新しいエスクロー口座に戻されます。リップルのXRP市場レポート(XRP Markets Report)で、いくら使われて戻されたのかを報告しています。

コンセンサスアルゴリズム

リップルのコンセンサスアルゴリズムは、プルーフ・オブ・コンセンサス(Proof of Consensus/PoC)です。
簡単に説明すると、複数の信頼ある機関(承認者)が、取引を承認する仕組みです。PoCには、ビットコインのようにマイニングがなく、処理が非常に速いのが特徴です。

製品(プロダクト)

リップル社の製品は、主に3つあります。

  • xCurrent
    銀行間での国際送金の即時決済を行うためのソリューション
  • xRapid
    XRPをブリッジ通貨として利用し、流動性コストを低減し、国際送金の即時決済を行うためのソリューション(新興国市場で便利)
  • xVia
    国際送金をしたい事業会社、送金業者、銀行のためのスタンダードなAPIインターフェイス

xCurrentは、法定通貨を両替するための外国為替(FX)レートを提供し、自分のファンドとエスクローの間の振替を実行します。一方、xRapidは、法定通貨をXRPに両替し、そのXRPを現地通貨で振替えます。外国為替レートを使うか、XRPを使うかの違いがあります。

ブリッジ通貨

XRPは、xRapidでブリッジ通貨として利用されています。
ブリッジ通貨とは、ある通貨を別の通貨に交換する時に、その中継を担う通貨のことで、交換先の通貨を扱っているところを探す時間や手数料を省くことができます。ブリッジ通貨としての機能を果たすためには、高い流動性を備えている必要があります。一般的に、流動性が高いとボラティリティは低くなり、安心感にもつながります。
法定通貨でいうとUSD(米ドル)がブリッジ通貨に該当します。主要な通貨で、安定しており、流動性があり、あらゆる通貨ペアがあり交換が容易です。

ブロックチェーンを使っていないと言われる理由

理由は、コンセンサスアルゴリズム「プルーフ・オブ・コンセンサス」がブロックチェーンの定義に当てはまっていないからです。
日本ブロックチェーン協会は、ビザンチン障害をふくむ不特定多数のノードが、時間の経過とともに、合意のくつがえる確率がゼロになっていくものをブロックチェーンと定義しています。しかし、プルーフ・オブ・コンセンサスでは、承認者という決められた代表が、合意(承認作業)していくため、上記の定義に当てはまっておらず、これが、ブロックチェーンではないといわれる理由です。
また、この承認者をリップル社が選んでいたことから、分散型ではなく、中央集権型とも言われていました。現在は、第三者が承認者を選定していくように計画されています。

SWELLとは

SWELLは、2017年から年に1度開催されている、様々な分野の要人が集まるリップルの国際カンファレンスです。
今年も10月に開催され、アメリカの元大統領ビル・クリントン氏が登壇するなど注目を集めました。
SWELLでは、リップルの今後の方針や提携先などの発表も行われるため、XRPの価格にも影響があります。SWELLのXRP価格への影響は、ここ2年、同じような傾向にあります。イベントに合わせてXRP価格は上昇しますが、イベント中に材料出尽くし感が漂うと下落しています。

現在係争中の訴訟がある

リップル社によるXRPの販売は、未登録証券の販売に該当し、アメリカ証券取引法に違反しているとして、集団訴訟が起きています。
今年11月に連邦裁判所へ移転され、結果がでるまで長引くとの見方がありますが、原告による申し立てを棄却する可能性が高いとも言われています。

SBIとどう関係があるの?

リップル社は、2016年にSBIホールディングスと提携して、SBI Ripple Asiaを設立しました。
アジアにおける新しいインフラ基盤の構築が目的です。また、R3社とリップル社の和解にも一役かっているようです。

ウォレット作成にXRPが必要

取引所ではなく、ハードウェアウォレットなどで、自分のリップルウォレットを作成する(XRP受金アドレスを有効にする)には、20XRP必要です。これは、スパムや不正使用のためにウォレットが何個も作られるのを防ぐためです。
※例:ハードウェアウォレットにXRPを送って保存する場合、初回は20XRP徴収されるのでそれ以上のXRPを送金する必要があります。徴収されたXRPはウォレットで表示されますが利用できません。

XRPは、xRapidでブリッジ通貨として利用され、xRapidは、今年のSWELLで商品化を発表しています。
また、先月行われたグローバルイスラム経済サミットでは、リップルネット上で、200社近くの機関と契約を結んでいると発表しており、製品だけでなくそれを展開する戦略があることを証明しています。
これらのファンダメンタルが再度評価されれば、現在のビットコイン価格依存の仮想通貨市場から、XRPは脱出できるかもしれません。

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