ビットコインETF再審査によるCBOEのETFへの期待

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ビットコインETF再審査によるCBOEのETFへの期待

ここ数日、ビットコインの相場は上昇傾向にあります。上場投資信託(ETF)の非承認後に下落しましたが、米証券取引委員会(SEC)によるETF再審査のニュースが報じられると、一転して上昇しはじめました。

ビットコインETFの非承認を22日に発表したばかりでしたが、23日、ジェイ・クレイトン(Jay Clayton)委員長が率いる委員会が、スタッフによって作成されたこの審査を見直すと発表しました。

SECのコミッショナーであるHester Peirce氏はツイッターで下記のようにツイートしています。

昨日、スタッフが発表したビットコインETFに関するSRO(自主規制機関)ルールを否認する決定は保留中、委員会で再審査する。
※Hester Peirce氏は、ウィンクルボスのビットコインETFが非承認となった時に異議を唱えた人でクリプト・ママとも呼ばれています。

この再審査の報道以降ビットコインも上昇しており、まだ審査結果がでていないCBOEのETF承認へ期待が高まりそうです。
ビットコインチャート、ETF再審査発表後

しかし、再審査を行っても結果は同じではないかと考えている人も少なくありません。
それは、今回ETFが拒否された理由の一つでもある「不正行為や不正行為を防止するように設計されている」かどうか、また「発生した場合に調査をする手段があるかどうか」に対する対策が取れるのかという部分にあります。委員会は、取引法を満たすようにETFが設計されていなければ、提案は非承認にすると述べています。

現在、審査中のCBOEのETFですが、実績のある投資運用会社 VanEck社や、ブロックチェーン分野でのセキュリティ技術の高い SolidX社が参加しています。また、複数の保険会社によるデジタル資産の保証やコールドウォレットによる資産管理と分散など投資家保護に関する対策は行っています。

また、SECの発表したビットコインETFに対する5つの懸念事項(評価、流動性、カストディ(保管)、裁定取引、価格操作)について、VanEck社が回答しており、この回答の「価格操作」の部分で不正行為についての見解を述べています。

  • 評価
    100を超える商品が先物契約の価格を使って評価されており、CBOEとCMEの先物によって提供される価格は、ファンドの純資産価値を適切に判断するのに十分である。
  • 流動性
    CBOEとCMEは、1億5,000万~2億ドルの範囲にあり、公正かつ秩序ある方法で取引されており、流動性は問題ない。
  • カストディ(保管)
    米国1940年投資会社法の規約に基づいて先物取引業者で資産を管理する。
  • 裁定取引
    堅牢なOTC(相対取引)ビットコイン市場に加えて、ビットコイン取引の多様化により、市場参加者は取引所間で最低取引ができます。VanEck社の調査によると、ビットコイン先物市場のボラティリティは、金、鉱工業株式、その他の株式などの資産よりも大幅に大きいとは考えていない。
  • 価格操作
    ETFのような規制された商品の導入により、これらの懸念事項はすべて軽減されると考えている。基礎となる現物市場での操作を排除することはできないが、所有権と取引量の多様化から、市場には大きな構造的な脆弱性はなく、委員会の追加施行や規制措置の強化によって、市場における悪い要素を減らすことができる。

ビットコインETFの懸念に対するVanEck社の回答(全文)

回答を見る限りは、楽観的にとらえているように感じます。
CBOE自体はビットコイン先物の申請を最初に承認された実績をもっており、SECとも良好な関係を築いていますが、承認への道のりはそう簡単ではないかもしれません。

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