ブロックチェーンベースのPOS端末の開発を行っているPundi X(プンディーエックス)が、f(x)コインの分配についての詳細を公式ブログで発表しています。
※f(x)とFunction Xは同じ意味です。
f(x)のTGEでは、合計378,604,524のトークンが供給される予定です。
新しく発行したトークンの内、65%(246,092,941)が、NPXSとNPXSXEMホルダーに配布されます。
さらに65%の内訳が紹介されており、45%をNPXSとNPXSXEMからf(x)コインへのスワップに利用し、15%をステーキング、5%をボーナスに利用すると発表しています。
ステーキング開始は、2019年3月10日午前10:00(GMT+8)~2020年3月9日午前9:59(GMT+8)までです。
f(x)コインとは?
f(x)コインは、f(x)エコシステムのネイティブコインです。f(x)エコシステムのカバーする範囲が広いため、その中で利用されるf(X)コインは、他のブロックチェーン・ユーティリティコインよりも流動性が高くなると述べています。
f(x)エコシステムとは、特定の個人、組織、構造に頼らない、分散型ネットワークです。イメージ的には、ブロックチェーン技術を使たインターネットです。
集中化とデータの独占を排除することが目的で、透明性や安全性が向上し、データ独占による優位性を下げることで、企業参入が容易になり競争力を生むことができるとしています。
f(x)エコシステムは、5つの構成要素で成り立っています。
1.f(x) OS
f(x) オペレーションシステムは、Androidを改良したブロックチェーンが利用できるオペレーションシステムで、従来モードとブロックチェーンモードをシームレスに切り替えることができます。
2.f(x) chain
f(x) チェーンは、高性能なパブリック・ブロックチェーン。
3.f(x) FXTP
f(x) FXTPは、f(x)で利用する分散型トランスミッションプロトコル(HTTPと同じような機能を持つプロトコル)。
4.f(x) IPFS
f(x) IPFSは、分散システム上で、データを格納するように設計されたプロトコルとネットワーク(ストレージ)。
5.f(x) DDocker
f(x) Dockerは、分散型Dockerで、開発者がDAppsを作成、デプロイ、実行するためのオープンプラットフォーム。
これらの構成要素の中で、f(x)コインは、いろいろな用途で利用される予定です。
- DDockerやIPFSでネットワーク接続の高速化を提供する時の手数料
- DApps利用時のサービス料(イーサリアムのGAS)
- IPFS(ストレージ)やDDocker(コードホスティング)、広告などの利用手数料
- OSの使用料
- 金融サービスにへの支払など
f(x)エコシステムは、XPhoneのテレフォニー(電話による通信)とメッセージのやりとりに利用されており、今後これらを利用したサービスが増えるにつれてf(x)トークンの価値も上がってくると考えられています。
参考:Function X