米証券取引委員会(SEC)がトークン流通を認可|会員数4700万人のビデオチャットYouNowが設立するPropsプロジェクト

トークン販売の正式認可に向け米証券取引委員会(SEC)へ申請を行っていた仮想通貨プロジェクトのプロップス(Props)が、7月11日に正式にトークンの流通を認可された。

この認可は昨日伝えたブロックスタック(Blockstack)の認可と同日に行われている。

認可されたトークンは「レギュレーションA+」と呼ばれている分類で、認定投資家だけではなく広く一般への流通を目的としたもので、米証券取引委員会(SEC)がこのタイプのトークンを公式に認めたのはブロックスタック(Blockstack)と並んで初めてとなる。

プロップス(Props)プロジェクトとは

2011年からサービスを開始し4700万人会員を抱えるライブストリーミングビデオサービス「YouNow」が設立した仮想通貨プロジェクト。YouTubeやPeriscopeなどビデオストリーミング分野で厳しいシェア争いが行われる中、スマホ目線のシンプルなインターフェイスで若い世代を中心にシェアを拡大させたのがYouNowサービスだ。

もともと優良なライブ配信を行う提供者に対して視聴者からの投げ銭機能があったが、それらを含むコンテンツ作成者を中心にした報酬制度を、トークンシステムとしてあらためて構築したものがPropsプロジェクトだ。2017年から開発に着手しており、現在はオリジナルのPropsチェーンを公開している。

YouNowサービスだけではなく様々なサービスに対応するように設計されており、ユーチューバーを始めとするコンテンツ配信者への適切な報酬制度を構築することを目的としている。

今回のPropsトークンの発行は、資金調達として一斉に販売されるようなものではなく、あくまでアプリやコンテンツ提供者、そして視聴者との間で行われる経済システムで流通させるために発行する。ただこのトークン発行方法と流通システムが、米証券取引委員会(SEC)が監督する規制範囲に当たるということで申請し認可を受けた。

このPropsトークンが利用できるサービスはYouNowを始め、今後他のサービスでも増える予定としており、今回の公式ブログではSNSの「paltalk」、ビデオチャットの「camfrog」、そして主にゲーム実況用の便利なツールを提供する「XSplit」などを通じてPropsトークンの利用拡大が行われる予定となっている。

今後SECから正式認可されたトークンが続々登場か

これまでトークン発行した事業者に対して厳しい指摘や、申請が必要となる範囲基準をあいまいなままにしてきた米証券取引委員会(SEC)だったが、ここにきて正式認可を行うトークンが初めて登場した。トークンの合法的な流通を望んでいる発行企業は多くいると予想されており、今後SEC公認のトークンが続々と登場することが期待されている。

参考:Props Launches the First SEC-Approved Crypto Token for Consumers

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