スマホ決済のPayPay(ペイペイ)を利用している人は多いと思いますが、新しいサービスのためルール変更も頻繁にされており、検索で間違った古い情報が上位に表示されることも少なくありません。
公式のFAQですら見方によって絶妙に疑問が残る回答が多い状態です。
現在のPayPay(ペイペイ)攻略上、優先的に知っておくべき基本点と注意点を厳選し集めました。
目次
PayPay残高払いと、支払いにクレジットカード設定との違い
勘違いしやすいが、「PayPay残高払い」と「クレジットカード払い」の違いです。
2つは「プリペイド型(先払い)」と「ポストペイ型(後払い)」という違う支払い方法です。
「PayPay残高払い」
「PayPay残高払い」は、残高としてチャージ(還元ポイント)された金額からの支払いのことです。
よく言われる「プリペイド型(先払い)」と呼ばれる支払い方法です。PayPay残高にチャージした分だけ支払いに利用できます。
チャージは、ATM、銀行口座、クレジットカードからも行うことができます。
ただし、クレジットカードからチャージできるのは、ヤフーカードのみです。他のカードではチャージできません。
「クレジットカード払い」
「クレジットカード払い」は、PayPayにクレジットカードを設定して、PayPay経由でクレジットカード決済するイメージです。
こちらがよく言われる「ポストペイ型(後払い)」と言われる支払い方法です。カードの設定はヤフーカード以外でも設定できます。
いちいちチャージする必要がないので使いやすい支払い方法です。
PayPayキャンペーンの対象となる支払方法
PayPayは独自のキャンペーンを開催することがありますが、キャンペーンの対象になるかどうかは「支払い方法」によって決まります。
基本的に「PayPay残高払い」とヤフーカードを設定した「クレジットカード払い」の場合は特典対象となります。
※オンラインストアの場合は、「PayPay残高払い」のみの場合が多いです(記事執筆時)。
注意しないといけないのは、ヤフーカード以外を設定している「クレジットカード払い」の場合で、ほとんどがキャンペーン対象外となっています。
基本の利用特典は0.5%還元
PayPayを利用した場合に還元される基本の利用特典(付与率)は0.5%還元です。
各種条件を達成することで、最大1.5%までアップさせることができます。
PayPayの残高の種類は4種類
PayPayの残高の種類は、チャージ方法によって4種類に分けることができ、種類によりポイントの使用できる機能範囲が異なります。
残高有効期限はPayPayボーナスライトのみ60日の有効期限が設けられています。
ポイント種別名 | 概要 | 使える機能範囲 | 有効期限 |
PayPayマネー | 本人確認後に銀行口座やセブン銀行ATM、ヤフオク!の売上金を利用した残高。唯一口座払い出し「出金」ができる。 本人確認後のチャージのみが対象で、確認前だとマネーライトとしてチャージされ、マネーライトでチャージされた残高が確認後にマネーに変更される事はない。 |
・口座出金 ・PayPay残高を送る ・わりかん機能 ・支払い |
無期限 |
PayPayマネーライト | Yahoo! JAPANカードや、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを利用した残高。 | ・残高を送る ・わりかん機能 ・支払い |
無期限 |
PayPayボーナス | 特典やキャンペーン等の適用に伴い、PayPay残高に進呈された残高。 PayPay残高を送る機能や、わりかん機能では使えない。個人の支払いでのみ使う事ができる。 |
・支払い | 無期限 |
PayPayボーナスライト | 特典やキャンペーン等の適用に伴い、PayPay残高に進呈された残高。 PayPay残高を送る機能や、わりかん機能では使えない。個人の支払いでのみ使う事ができる。 有効期間があり、過ぎると失効。 ※Yahoo! JAPAN経由で付与されるPayPayボーナスライト利用にはYahoo! JAPAN IDの連携が必要。 ※ボーナスライトの返金時は返金付与から60日の延長がされる。 |
・支払い | 60日 |
・(プレスリリース)PayPay残高の各名称および有効期限の変更等について – PayPayからのお知らせ
PayPay残高、種類の内訳の確認方法
PayPayアプリの「残高」から「内訳を見る」をタップすると4種の内訳が確認できます。
利用履歴や、ボーナス付与の処理経過も残高から確認が可能です。
クレジットカードを設定する時の注意
各種クレジットカードには以下のような制限があります。
PayPay残高チャージできるのはヤフーカードのみ
PayPay残高チャージに利用できるクレジットカードは「ヤフーカード」のみ。かつ、設定するクレジットカードの本人認証サービス(3Dセキュア)を完了させておく必要がある。
本人認証サービス(3Dセキュア)を完了していないカードは利用制限がある
クレジットカードの本人認証サービス(3Dセキュア)を完了していないカードは5000円以下の利用制限がある。
カードを登録しているとチャージ残高不足の時に全額クレジットカードで決済される
クレジットカードを登録していると、チャージ残高不足の時に全額クレジットカードで決済されてしまう。
PayPayは複数の支払い方法の合わせ払いができないため、全額、残高かクレジットカードかのどちらかの支払いになりますが、チャージ残高不足でクレジットカード支払いにスライドして決済されてしまう事があります。
オートチャージでペイペイ残高を気にしない使い方ならばよいですが、意図しない決済挙動をされる危険もあるので、使わないカードは外すなどの対応が必要です。
PayPayと現金との合わせ払いはできない
PayPayと現金との合わせ払いはできない為、現状では、PayPayならPayPayだけで全額払い切る必要がある。
その他、支払い系統は1種類しか利用できないため、利用金額制限を超えたPayPay決済はできず、キャンペーン割引時も割引適用前の総額の支払い残高がないと決済がエラーになってしまいます。
また、上述の「クレジットカードを設定する時の注意」でも触れていますが、支払い方法を複数設定していると、支払い可能な方法で意図せず支払われる場合もあるため注意が必要です。