米オーバーストックがセキュリティトークンプラットフォーム「tZERO」から証券型トークンOSTKO発行

米NASDAQ上場企業overstock.comは、子会社を通じて運営するセキュリティトークンプラットフォーム「tZERO」から、正式に認可された株式型のデジタルトークンOSTKOを発行したことを発表した。

オンライン小売大手のoverstock.comは以前から積極的に仮想通貨技術を取り入れており、2016年12月に米証券取引委員会(SEC)へ正式認可を受けたセキュリティトークンOSTKPを発行したことでも知られている。

2016年の発行当時、既存の有価証券発行の一部分としてデジタル版のトークン発行を行ったためごく少量しか発行しなかったが、今回は自ら手掛けるtZEROプラットフォームから進化版のセキュリティトークンを発行した。以前発行した2016年発行のデジタル証券OSTKPは、今回発行されたtZERO版のデジタル証券OSTKOに順次置き換えられるとしている。

また、今回発行されたセキュリティトークンOSTKOは、SECに認可登録されているPRO SECURITIESが提供する取引システムを使って取引が行われ、売買行為にはこちらも全米で認可を受けているDinosaur Financial Groupを通じて行われることが強調されている。

overstock.comのCEOで、tZEROの会長も務めるPatrick Byrne氏は以下のように述べている。

Patrick Byrne氏
これは非常に重要な出来事です。~中略~ Dinosaur Financialの証券口座を持つ投資家は、tZEROの子会社であるPRO Securitiesが提供する取引システムを使ってこのブロックチェーンベースの株式を売買することができます。発行株式はそれほど大きくはありませんが、この出来事は歴史的と言っても過言ではありません。

セキュリティトークンプラットフォーム「tZERO」とは
今年1月に正式にサービスを開始した「tZERO」は、セキュリティトークンを発行、およびその後の取引などを行うセキュリティトークンに関する総合プラットフォームだ。トークンの取引所としての機能も有していることから、その他のセキュリティトークンプラットフォームから発行されたセキュリティトークンも売買が可能な特徴を持っている。overstock.comの子会社でブロックチェーン投資専門のMedici Venturesを通じて開発されている。
overstock.comとは
米NASDAQ上場企業でアウトレット商品をオンラインで幅広く取り扱っている小売総合サイト。2014年に大手企業で初めてビットコイン支払いを受付開始した。その後もブロックチェーン関連技術へ投資を積極的に行っており、子会社のMEDICI Venturesを通じてSTOプラットフォームのtZEROや決済アプリbittなどを開発している。2019年1月4日には全米で初めてビットコイン納税を行うと発表した。

参考:Overstock.com Issues New Digital Voting Series A-1 Preferred Stock, OSTKO

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