国民生活センターに寄せられる仮想通貨トラブルの実態とは

むかし、むかし、あるところに、とある理由で妖怪界を追放されてしまった一匹の「河童」がいました。人間社会で強く生きていくことを決めた河童はおもむろに仮想通貨に興味を抱き、仮想通貨取引所の口座を開設しようとしたり、仮想通貨関連のニュースを読み漁ったりしていました。そんな河童は今回、国民生活センターが報告した仮想通貨に関するトラブルの相談の最新事例を目にしました。

河童:「仮想通貨トラブルに関する相談が相変わらず国民生活センターの方にじゃんじゃん届いているようだな。少しは相談を受ける方の身にもなってくれ。こっちも忙しいんだ。」

なぜか自分が国民生活センター職員のような口ぶりの河童。

河童:「どれどれ、最近はどんな相談が寄せられてるんだ?」

 

【CASE1】怪しい仮想通貨交換業者

【相談内容】
利用していた仮想通貨の口座が凍結されてしまった。仮想通貨交換事業者に問い合わせているが進捗がない。

河童:「残念だったな。もはや口座が解凍されることもないし、交換業者から回答されることもない。大切な資産はコールドウォレットへどうぞ。」

 

【CASE2】上場前の仮想通貨

【相談内容】
説明会で上場前の仮想通貨を購入したが、上場どころか仮想通貨の開発もまだだった。契約書面が無いのでクーリング・オフできるか。

河童:「クーリングオフ?お前は何を言っているんだ?上場前の仮想通貨をこっそり購入して儲けようとした自分の卑しい心を恥じるがいい!」

 

【相談内容】
動画投稿サイトを見て連絡したら、上場後必ず上がる仮想通貨があると説明され、上場予定の仮想通貨を別の仮想通貨で購入したが、その後連絡がとれず騙された。

河童:「これも上記と同じだな。“上場後必ず上がる”は完全な詐欺文句だ。いいか、この世に必ずなんてものは存在しないぞ。」

 

【CASE3】不用意な仮想通貨送金

【相談内容】
以前から仮想通貨を保有していた。海外の事業者から電話があり「無料で仮想通貨投資の助言をする。決して損はさせない」と言うので、指定された口座に仮想通貨を送信した。その後、連絡が途絶え出金できなくなった。

河童:「返事がない。ただの屍のようだ。いいか、“無料でアドバイス”、“損はさせない”、これらはいずれも子供でも知ってる典型的な詐欺文句だぞ。どうして気づかない?キュッ?」

 

【CASE4】情報商材の購入

【相談内容】
仮想通貨を利用して儲かるという情報商材の購入契約をしたが、契約書がなく、代表者に処分歴があったので信用できなくなった。クーリング・オフしたい。

河童:「“儲かる”も代表的な詐欺文句だ。代表者に処分歴があったから信用できなくなったって?うむ、望みは薄いがここはひとつ騙されたと思って最後まで信じてみたらどうだ?(ちなみにオレは人間を信用していないけどな)」

 

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このように詐欺師たちは人々の儲けようという気持ちを利用して甘い言葉を語りかけてきます。相談内容を見る限り、冷静に考えれば怪しいと事前に気づけるところも多々あります。国民生活センターから発表されている「仮想通貨に関する様々なトラブルにご注意」をよく読んで日頃からトラブルに巻き込まれないよう十分注意しておきましょう。

 
参考:独立行政法人国民生活センター相談事例・判例「仮想通貨」

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