経済産業省、キャッシュレス・ポイント還元事業の状況について公表、検索アプリ機能の改善予定も
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経済産業省は10月11日、キャッシュレス・ポイント還元事業に関する直近の状況について公表した。
発表でキャッシュレス推進室は、現時点までに確認できている店舗情報の入力ミス約2万件のうち約9割について修正を反映、残りについても翌週中の修正の反映予定としている。
さらに、10月中を目途に、現在Web版でのみ提供している絞込み検索機能をアプリにも導入する予定としている。また、名寄せの不備から、同一店舗であるにも関わらず地図上に複数ピン表示がされるケースについて、店舗からの申請を元に、11月中旬を目途の修正作業を進めているとのこと。
その他の報告では、還元事業開始から1週間のポイント還元の金額が、現時点の主要な大手決済事業者のみの試算で1日当たり平均約8億円、合計60億円程度となったと報告している。登録加盟店数は、約52万店で、10月21日には約61万店になる見込みだという。
経済産業省キャッシュレス推進室は10月4日、店舗情報の入力ミスによる誤った情報表示や、アプリの使い勝手が悪く利用者から非常に不評が出ている点、事業者への認知・説明対応不足から登録手続きが混乱している点などを今後迅速に改善していくことを発表していた。
現段階では店舗情報の入力ミスの修正にとどまるが、今後、アプリ機能の追加・改善など、現場の消費者・事業者へ向けた迅速な改善対応を迫られる。

[参考:]
・キャッシュレス・ポイント還元事業に関する直近の状況について公表しました (METI/経済産業省)
・キャッシュレス・ポイント還元事業に関する今後の対応について(PDF)
・キャッシュレス・ポイント還元事業(キャッシュレス・消費者還元事業)