マネーロンダリングではビットコインは法定通貨よりも使われてはいない ~MESSARI

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仮想通貨関連の投資家向け情報開示サイト「MESSARI」(メサーリ)。
そのメサーリが、先週15日にスティーブン・ムニューシン米財務長官が行った仮想通貨ついての記者会見に対して、レポート「Bitcoin in the grand scheme of things」で反論しました。

MESSARI
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ムニューシン財務長官は、マネーロンダリングなどに悪用される恐れからビットコインやリブラなどの仮想通貨を「国家安全保障上の問題」として、トランプ大統領に続き厳しく規制する必要があると発言しました。

スティーブン・ムニューシン氏(Wikipediaより)
スティーブン・ムニューシン氏(Wikipediaより)

これに対して、レポートではマネーロンダリング防止ソフトウェアなどを開発しているChainalysisと国連薬物犯罪事務所が共同で行ったダークネット上でのマネーロンダリングに関する調査結果を挙げています。
調査結果によると法定通貨とビットコインの使用割合は、ドルなどの法定通貨の方が800倍もビットコインより使われているとして仮想通貨がマネーロンダリングの脅威になっているとする財務長官の発言に反論しています。

Bitcoin in the grand scheme of things
Bitcoin in the grand scheme of things

更にレポートではマネーロンダリング以外にもビットコインの価値の変動が激しく、インフレの傾向があるという批判に対してもデータを示す事で反論しています。
データはアメリカ中央情報局(CIA)の年次刊行物「ザ・ワールド・ファクトブック」のデータと、連邦準備銀行(FRB)が発表しているものです。
データから法定通貨がその価値の安定の為に通貨供給をビットコイン以上に行っており、ビットコインの方が希少でインフレの傾向が少ない事を示しています。

今回の仮想通貨への不安を煽るような記者会見への反論には、米国証券取引委員会(SEC)と仮想通貨Kinの証券性を巡って争っているkikを支援するDefendCrypto.orgをメサーリが支援している事が背景にあると思われます。

[参考]
・MESSARI Research July 16, 2019:Bitcoin in the grand scheme of things
・日経新聞 2019/7/16:米長官、リブラ「深刻な懸念」 IMFは規制「必要」
・CNBC Television 2019/07/17:Facebook’s David Marcus testifies on Libra cryptocurrency – 07/17/2019
・DefendCrypto.org:https://www.defendcrypto.org/

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