フェイスブックの仮想通貨リブラ、米下院公聴会でも様々な問題を追及される

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17日、先日に続き、米下院でも公聴会が開かれ、David Marcus氏が出席した。

1日目と同様にフェイスブックのスキャンダルによるリブラへ批判はあったもののリブラへの質問も多くあった。

その中でリブラに関する質問を幾つかピックアップ。

・リブラとはなにか、コモディティか証券かETFか、「支払ツール」。

・どのようにリブラはマネーロンダリングに対処するのか、「全ての口座開設にはKYCが必要で、政府によって発行されたIDが必要になる」

・リザーブしたお金はどうなるのか、「カストディアンに保管される」

・法定通貨は銃の購入にも使うことができるが、リブラはどうなのか、「よく検討しなければならないこと」

・リブラがETFではない理由は、「支払ツール、安定しているため多くの人が投資に利用しないと思っている(SECの証券に関することを述べようとして、議員に回答を遮られる)」

・透明性はどのように維持するのか、「カリブラウォレットを使っている限り透明性があり、教育と開発に反映させていく」

・ダークウェブでリブラが配布するのを技術的に防ぐことはできるのか、「KYCによって行う」

・リブラをサポートする企業は、民主的に選ばれたのか、「いいえ、適切な規定によって選ばれた」

・(リブラを使う)スキルがない人をどのように教育するのか、「リブラでステップを踏んで何ができるのかを教育する、リブラ・アソシエーションでもファイナンシャルリテラシーを教育する」

・(スイスに拠点をおいたことに対して)なぜアメリカに置かなかったのか、「スイスにはたくさんの国際的な組織があり、リブラの開発にたくさんの利益がある」

・銀行を持たない人たちにどのように役立つのか、「アメリカだとコストがかかりすぎる、(銀行をもたな人たちにとっては)別の国に送金するときやアクセスに役立つ」

・リブラが収益をあげることができると思うか、「はい、多くの人に利用してもらうことで増えると思う」

・リブラがお金を失ったら、「フルカスタマープロテクトする(補償的なものもある)」

これ以外にも様々な質問がされ、公聴会は4時間以上にわたって開かれた。フェイスブックへ批判やリブラの利益がフェイスブックにわたることを危惧した声もあったが、「フェイスブックのアイディアだからダメ」といったものから少し踏み込んだ質問がされたように感じた。

ひとまず、議員らからの批判を乗り切ったリブラだが、G7財務相・中央銀行総裁会議では、リブラへの懸念表明で一致しており、運用開始までにはかなりの時間が必要となりそうだ。

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