LayerX社が国内初のイーサリアム助成金制度に選定|将来導入が期待されるCBC Casper研究にて

日本国内でブロックチェーン事業を展開するLayerXは、イーサリアムに将来実装が期待されるCBC Casperでの研究成果が評価され、イーサリアム財団からEthereum Foundation Grants Program(イーサリアム財団助成制度)に選ばれたことを発表した。イーサリアム財団の助成制度に選ばれた日本企業は今回が初めてとなる。

イーサリアム財団が運営するEthereum Foundation Grants Program(イーサリアム財団助成制度)は、Ethereumに関わる研究や開発に携わるチームに助成金を配布しバックアップする制度で、2019年度は3000万ドル(約32億円)の予算が発表されている。

今回の選定のきっかけとなったCBC Casperとはイーサリアム開発者が提案した合意形成プロトコルで、イーサリアムの共同創業者のヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏などが将来導入を期待する大きな可能性を持った技術となっている。

このCBC Casper技術に対し、LayerXのR&Dエンジニアで東京大学工学部在学中の中村龍矢氏が改善案や脆弱性を複数提案したことで、今回の助成対象企業への選定につながった。この研究成果をまとめた論文「Refinement and Verification of CBC Casper」はスイスの「Crypto Valley Conference 2019」やシドニーの「EDCON2019」などでも発表している。

今回のイーサリアム財団からの選定を受け、中村氏は以下のようにコメントを発表した。

中村龍矢氏 プレスリリースより

 

LayerX、R&Dエンジニア 中村龍矢氏
Ethereumのエコシステムに多大な貢献をしてきた他のチームと並んで、今回Grants Programに採択いただけたことは大変光栄です。私はコンセンサスアルゴリズムやPoSの研究は5, 10年後の将来のためだけではなく、たくさんの人の資産を預かる今日・明日のブロックチェーンのための研究だと思っており、その中でもとりわけ大きなポテンシャルを秘めるCBC Casperの研究を通して、ブロックチェーンによる社会課題の解決の一助を担いたいです。

参考:日本初!LayerX、CBC Casper研究が評価され、「Ethereum Foundation Grants Program」に採択

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