熊本電力、オウケイウェイヴグループ会社OKfincと業務提携 クラウドマイニングファームに電気を供給

okfinc-kumamoto

熊本県内にメガソーラー発電所を運営しているTakeEnergyCorporation(テイクエナジーコーポレーション)が、2014年3月に設立した新電力会社「熊本電力」。
その熊本電力がQ&Aサイト「OKWAVE」を運営している株式会社オウケイウェイブの海外グループ企業で、仮想通貨関連事業を手掛けるOKfincとの業務提携を発表しました。

THE BLOCKCHAIN POST:熊本電力、オウケイウェイヴ海外グループ会社OKfincと業務提携今夏より開始するクラウドマイニング事業へ、電力業界最安水準の安定した電気を供給
THE BLOCKCHAIN POST:熊本電力、オウケイウェイヴ海外グループ会社OKfincと業務提携今夏より開始するクラウドマイニング事業へ、電力業界最安水準の安定した電気を供給

発表によると2019年6月よりOKfincが行うクラウドマイニング事業「OKGenesis」へ電力供給を行う、との事です。
マイニング対象の仮想通貨はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、そしてオウケイウェイブの子会社LastRootsが展開しているコバン(c0ban:RYO)を予定しているそうです。

LastRoots
LastRoots

熊本電力のある九州地方はピーク時(昼12時)の電力需要の実に96%を再生エネルギーで賄っており、そしてその内81%を太陽光が占める日本有数の再生エネルギー先進地域です(認定NPO法人 環境エネルギー政策研究所 2018年8月発表資料、経済産業省資源エネルギー庁 2018年9月発表資料より)。

九州電力エリアの1日の系統電力需給の実績(2018年5月3日):認定NPO法人 環境エネルギー政策研究所
九州電力エリアの1日の系統電力需給の実績(2018年5月3日):認定NPO法人 環境エネルギー政策研究所

しかしその豊富な再生エネルギーによる電力は、九州地方の電力線網をおさえている九州電力側の都合で出力抑制がなされています。
そのため昼間発電した電力の内、使われずに捨てられている分があります。
そこで使われていない電力がある熊本電力と、電力が必要なマイニングファーム側で思惑が一致した事から今回の提携となったと考えられます。

なお同じように国内で再生エネルギーによる電力が余っている地域は九州地方以外にも四国地方などがあり、今後は同じようなマイニングファームとの提携話が出てくるかもしれません。

四国エリアの1日の系統電力需給の実績(2018年5月20日):認定NPO法人 環境エネルギー政策研究所
四国エリアの1日の系統電力需給の実績(2018年5月20日):認定NPO法人 環境エネルギー政策研究所

今回の発表では触れられていませんが、熊本電力は既に自社でマイニングファーム(熊本マイニング)を運営しており今回のOKWAVEの提携によりそちらの事業が今後どうなるかもあわせて、今後が注目です。

[参考]
・THE BLOCKCHAIN POST プレスリリース 2019.06.27:熊本電力、オウケイウェイヴ海外グループ会社OKfincと業務提携今夏より開始するクラウドマイニング事業へ、電力業界最安水準の安定した電気を供給
・熊本電力:https://kumamoto-energy.co.jp/
・OKfinc:https://okfinc.com/
・TakeEnergyCorporation:http://take-energy.com/
・株式会社オウケイウェイブ:https://www.okwave.co.jp/
・認定NPO法人 環境エネルギー政策研究所 2018年8月10日:四国電力で自然エネルギー100%超・九州電力で太陽光発電が80%超(速報)
・経済産業省 資源エネルギー庁 2018-09-07:再エネの発電量を抑える「出力制御」、より多くの再エネを導入するために
・朝日新聞デジタル 2019年1月19日:再生エネ、使い切れない矛盾 出力抑制は事業者に痛手:朝日新聞デジタル
・熊本マイニング株式会社(旧:OZマイニング):http://oz-mining.com/

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