投資、仮想通貨をするなら覚えよう「価格の通知」を使いこなす

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知識:通知を使いこなす

自分以外の監視の目「通知」を使いこなす

インターネットを使った投資が一般的になった昨今、国をまたいで24時間市場は動き情報も動き、24時間いつでも情報をチェックできますが、24時間自身に必要な情報を能動的にチェックできるタフな人間はいません。寝ないと死にます。

「通知」を使いこなせば、日常を送りつつや、目を離しても情報を監視・選別して教えてくれる受動的環境が構築できます。

ただし今回紹介する「通知使いこなし」は、ニュースではなく「価格の変動通知」を紹介します。
ビットコイン価格が1万円になったら携帯のショートメッセージ(SMS)やメールが飛んでくるといった通知です。
パソコンのデスクトップ通知のような方式も数多くあります。

仮想通貨も投資色の強い業界、新興ゆえに価格変動リスクの高い側面があるため、多くが同様の通知の使いこなしの必要性を備えています。「通知の使いこなし」必修レベルは一般投資よりも高い傾向があります。

価格の変動通知はどこで設定する?

価格の変動通知は、投資関連では非常にポピュラーな機能です。取引所、取引ツール、投資系ニュースアプリと多くのサービスで何らかの形で用意されています。ただポピュラーな割に使いこなしている人は多くありません。

通知機能は、多くは以下で用意されているケースが多いです。通知、メール設定、アラート(ベルのマーク)などの名称で提供されています。
・取引所
・取引所提供の取引ツール
・証券会社
・投資情報アプリ、市況アプリ
・トレーダー向け有料サービス

一般的な価格の変動通知は大きく2種類

一般的な価格変動通知は細かい設定による差異はありますが、大別すると2種類になります。

 【1】指定した価格になったら
単純に指定した対象が、指定した価格になったら通知してくれます。
細かな設定として、
・1回切りの通知
・一定時間ごと通過するたびに通知
・値上がりで通知
・値下がりで通知
・価格を取る「取引所」を指定
のような細かい設定ができるものもあります。

 【2】指定した時間内に指定した値動きが発生したら
“1時間で” “3%の騰落”が発生したら というような条件指定の通知です。
特に値動きの激しい対象に注目すべき変化が出たときに活躍する通知です。仮想通貨のビットコインのようなボラティリティの高い対象を常に監視して価格変動を追うなら必須機能です。
細かな設定として
・5分単位で時間設定ができる
・パーセント、価格指定
・「暴騰」値上がりを通知
・「暴落」値下がりを通知

演習:通知の活用ケースの例

通知の活用ケースを少しだけ参考に具体例で紹介します。仮想通貨の場合は、単純な値動きの予測をした変動指定だけでも良い気もしますが。
もし演習例の通りにきれいに動く通知設定ができる場合はかなり使い勝手が良いと思います。

▼30分で、8.6%の騰落がおきたら通知。
(1時間以下の分単位、0.1%刻みの設定が可能、暴騰・暴落の局面指定が可能、1回切り通知と何度でも通知が可能)

▼A銘柄は、一定の価格帯、500~700円の幅で上下を繰り返している。520円を下に抜けたら通知が欲しい。さらに498円を下抜けした時、550円を上抜けしたときに通知を設定。

▼年間の値動きで、権利落ちのあとn月頃に最安値になりやすい傾向の銘柄があるが、業績見通しが下方修正、ただし長期的には安定した業態で、値動きが下振れすれば配当+株主優待が魅力的なので長期的に持っておきたい。過去の移動平均線からこのくらいの価格まで下がったなら安心して持っていられるから、その価格帯で通知を設定しておこう。

▼1000円でAの銘柄を買った。3%の値上がり幅になれば売り検討だが、注文は入れておきたくない。逆指値注文は入れたくない。もしくは逆指値注文ができない。けど値動きから目を離すなど、予約注文を入れないためアラートで対応。

通知をメンテナンスし「スルー」や「形骸化」しないように

表題に含めていますが“使いこなし”こそが重要です。設定しすぎて5分に一回は通知が飛んでくるとかでは24時間値動きを見ているのと変わりませんし、気にしなくなって大事な通知をスルーするようでは意味がありません。

通知機能はメンテナンスの細やかさが大事で、通知を入れたということは何らかの予測がそこにあったからこそ設定したはず。見直し再設定する癖をつけて、無駄な通知を減らし、通知の価値を高めましょう。

たくさんの通知ツールを試そう。最適解は存在しないかも?

まずは自分の使っている取引所や取引ツールに付いている通知機能を知ることが大切ですが、なかなか都合よく使いやすい通知機能は用意されていません。
個人の投資スタイルの違いや、分析スタイルの変化などに対応して付いて来てくれるものではないからです。

さらに、機能は良いが情報精度や通知が飛ぶのが遅い、通知の反応が早いが大雑把、など片手落ちも結構あるので、通知性能の比較の意味でも通知機能についてはたくさんのツールを試しましょう。アプリだと改善改悪や流行り廃りもあるので使い心地は思いのほか変わります。

ライセンスを持つ取引所以外など、第三者が提供するアプリやサービスにはセキュリティリスクもあるので、取引所へのログインとパスワードの入力を求めるようなAPI取引ができるサードパーティのサービスツールには注意しましょう。

小ネタ:“一般的じゃない”通知の世界

前述で “一般的な” 通知として2種に分けましたが、そもそも通知種類は条件付けさえすれば無制限に可能です。
運用資産が巨額なプロが使うような独自監視ツールのようなのがあるのですが、独自の名の通り開発を依頼して自分たち専用のツールを用意してしまうようなケースです。金額規模が大きくなったり投資家自身がエンジニアだったりすると見かけることが多くなります。
「ふたつの価格の価格差が、一定に開いて、指定価格に入ったら」など、複雑な条件で通知を設定します。
ワンオフで条件を指定して自分たちの目的に合った通知システムを開発依頼しカスタマイズしてしまいます。1分1秒が命取りになるシビアな局面に迅速に気が付き対応するためにはこういった分析をリアルタイムで通知に設定する日々の努力というかシステムそのものへの投資が必要ということです。
そりゃあ、ファンドマネージャーとか30代でバーンアウトして燃え尽き症候群にもなるってものですよ。

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