ドイツのフランクフルトで、9月12日~22日にかけて国際モーターショー(IAA)「フランクフルトモーターショー2019」が開催される。
そのモーターショーでドイツに本社を置くモビリティ・エンジニアリング会社のEDAGが開発した、24時間365日都市部を自立して移動し、交通渋滞を緩和する多機能コンセプトカー「EDAG CityBot」が公開される。
EDAG CityBotには、IOTAの分散台帳技術が利用されており、サービスとトランザクションはIOTA Tangleによって保護されるようになっている。
IOTA Tangleは、有向非巡回グラフ(DAG)を用いた分散台帳技術のことで、IOTAではモノのインターネット(IoT)向けに作られた独自のDAG技術を総称してTangle(タングル)と呼んでいる。
また、EDAG CityBotは、IOTAのデジタルマイクロペイメントソリューションやIoTプラットフォームテクノロジーと連携することで、自律型輸送車両や作業車両だけでなく、新しいビジネスモデルも提供できるようになると述べている。
EDAGがIOTAと連携する理由として、リアルタイムでかつ無料のデータ交換や支払トランザクション処理ができ、すべての市場でスケーラビリティに対応できる能力がある望ましいプラットフォームだとしている。
セキュリティで保護されたデータ通信、電子プライバシー、登録なしでの利用、簡単な支払、マイプロペイメントにおいて、最良の支払いやユーザーエクスペリエンスを提供できるモビリティコンセプトが将来普及すると述べており、IOTAでそれが可能との見方を示している。
参考:EDAG
画像出典:www.edag-engineering.de