米仮想通貨取引所ジェミナイが正式に「Gemini Custody」を発足|通貨18種、トレード機能提供

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米仮想通貨取引所ジェミナイが正式に「Gemini Custody」を発足|通貨18種、トレード機能提供

ウィンクルボス(Winklevoss)兄弟が運営する米仮想通貨取引所のジェミナイ(Gemini)が、以前から行っていた通貨資産の保管を行うカストディ業務を大幅に拡大し、正式に「Gemini Custody」として立ち上げたことを発表した。

ジェミナイでは2015年の10月よりカストディとして、仮想通貨資産の保管を行ってきたが、仮想通貨界ではカストディの需要の高まっておりサービス提供内容を大幅に刷新した。

Gemini Custodyの特徴

18種の取り扱い通貨
ジェミナイカストディでは18種の仮想通貨を対象とした。対象通貨はBitcoin、Bitcoin Cash、Ether、Litecoin、Zcash、およびERC-20トークンである0x(ZRX)、Augur(REP)、Basic Attention(BAT)、Bread(BRD) 、Dai(DAI)、Decentraland(MANA)、Enjin(ENJ)、Flexacoin(FXC)、Gemini dollar(GUSD)、Kyber Network(KNC)、Loom Network(LOOM)、Maker(MKR)、OmiseGo(OMG)となっている。

認定された保管管理人
Gemini Trust Companyはニューヨークの信託会社であり、ニューヨーク州銀行法に基づいてニューヨーク州金融サービス局によって認可を受けている。

SOC 2、Type1に準拠
SOC2とはサービスの運用レベルを第三者機関から認定を受ける評価制度のこと。ジェミナイカストディについてはセキュリティや秘密保持の運用について、正しく運用が行われているか監査を受けている。

Type1とはある1日の運用方法についての評価で、ここについてはすでに認可を受けている。また一定期間の運用方法を評価するType2についても認可を受けるべく現在受験中であると発表した。

オフラインでの保管
ジェミナイカストディでは顧客から預かった資産はすべてオフラインにて保管が行われる。そのオフライン保管では、セキュリティ強化されたハードウェアを使い、複数の鍵を使った保管技術、さらに地理的に分散された保管が行われている。

出金アドレスのホワイトリスト化
資産を引き出すことが可能なアドレスはあらかじめ登録されたアドレスに限定されており、そのホワイトリスト以外のアドレスへの送金は出来ない仕組みになっている。

即時トレード
通常、顧客がトレードしたい場合は、預けている資産をコールドストレージから取り出した後に取引を行う必要があるが、ジェミナイカストディでは転送を待たずに即時トレードが可能なサービスを提供している。

複数アカウント機能
機関投資家向けのアカウントサービスとして、複数のアカウントをマスターアカウントによって管理できるサブアカウント機能を提供する。担当者ごとのアカウントや、一つのアドレスを複数アカウントで管理できる。

参考:GEMINI / Introducing Gemini Custody