ツイッターから見る「Initiative Q」これまでの動き

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「Q」と言えば現在日本国内では、日本テレビのバラエティ番組「世界の果てまでイッテQ」のヤラセ疑惑が物議を醸しているが、世界レベルでは「Initiative Q」の話題が熱い。

先日FINTIDEでも「Initiative Q」の参加方法をお伝えしたが、新しいデジタル通貨の支払いネットワーク構築を目指す「Initiative Q」が、今急速に世界に拡散している。既に世界180カ国200万人以上の人々が「Initiative Q」に参加したと言われており、その勢いはまだまだとどまるところを知らない。

「Initiative Q」とは何なのか?単なる絵空事なのか?ありふれた詐欺の類なのか?それとも世界の決済システムの常識を覆す画期的な代物なのか?

本稿では、「Initiative Q」のツイッターに着目してこれまでの足跡を辿る。

「Initiative Q」とは
Qという通貨を使った未来の決済システム。ここ数十年で開発された決済業界最高の最新技術を採り入れ、フレキシブルで簡単に使える安価な決済ネットワークを実現しようというもの。一言で言えば、Qで回る経済圏を作ろうという試みである。

ツイートから見える「Initiative Q」運営側の動きとは?

「Initiative Q」のツイッターアカウント登録がされたのは、今年4月。最初のツイートがあったのは登録から2ヶ月後の6月4日。以来11月13日現在まで、計37回のツイートがある。そのうち自ら発信したのは17回、残り20回はユーザーからの質問に対する回答となっている。気になった発言を中心に時系列で見ていこう。

【2018年6月】-発表-
6月4日初ツイート。「Initiative Q」の紹介と無料でQの予約ができる旨が告知された。

6月はその後3回ツイートがおこなわれ、「Initiative Q」の紹介動画、メリット、経済モデルについて発表があった。まずは「Initiative Q」がどういったものであるかをわかりやすく伝えることに専念している様子が伺える。

【2018年7月】-回答-
7月1日、FAQを紹介。おそらく6月に多くの質問が寄せられたのだろう。これは多くの人々の関心を集めた証でもある。31日のツイートでは、招待ルールの一部緩和が告知された。

登録の伸びが鈍化したのかその辺りは定かではないが、参加者を増やすためより多くの友人を招待できるよう改善策を講じたと見られる。

【2018年8月】-沈黙-
ユーザーからの質問に返信するのみで自ら発信のツイートは0。ユーザーへの丁寧な対応、真摯な態度を示すことで信頼の獲得に努めていたと思われる。

【2018年9月】-弁明-
9月3日、「Initiative Q」はピラミッド商法やマルチ商法といった類のものではないと全面否定。
参加者の増加に伴い、「Initiative Q」に対する批判的な意見が増え始めてきたのだろう。「Initiative Q」の公式見解を述べた。

9月16日、無料でQを配布する理由をツイート。使われるシステムになるためにはより多くの人に参加してもらう必要があると主張した。登録をためらう人々を少しでも安心させ、さらに参加者を増やそうという意図が見える。

【2018年10月】-到達-
10月2日、参加にリスクはなく、名前とメールアドレスを提供してもらうだけでその情報を第三者に渡すことはないと言及。

9日には、Qは仮想通貨とは異なり価格変動の大きなものではないなど経済モデルについて説明。22日には、サインアップ報酬が減少していく理由を説明。さながら選挙活動終盤の最後のお願いのような演説を想起させた。

そして30日、参加人数が180カ国200万人に到達したと発表。不安説や詐欺疑惑も囁かれながらも募集開始からおよそ5ヶ月で普及に向けて一定の水準に達した。

その翌日のツイートでは、データは第三者に渡すことはなく、「Initiative Q」が失敗した場合はデータは破棄すると改めて宣言。cookieで情報が取られることを不安がる声も大きく、懐疑的な意見を払拭するためとみられる。10月はこれまでで最もツイートの多い月となった。

【2018年11月】-訴求-
5日、6日と続けて「Initiative Q」を擁護する寄稿文を紹介。

頑なに「Initiative Q」の安全性、信頼性、そして確かな可能性を訴求することに注力し始めている様子。参加者が200万人を超え、その後も更に順調に参加者数が伸びる中、運営サイドにもどこか余裕が感じられる。

ここまでの総評

参加者数が示すとおり「Initiative Q」は広く世間に認知された。ここまでは概ね運営側の思惑通りにプロジェクトは順調に進んでいると言えるだろう。

しかしながら世界の人々が寄せる「Initiative Q」への期待度を、参加者数と同等に解釈するには現時点ではまだまだ早計である。なぜなら参加者の大半は、「話題になってるし、名前とメールアドレスだけでただで貰えるなら偽名と捨てアドで登録だけしておこう。もしかしたらビットコインの上昇のような恩恵を受けられるかもしれない。」という淡い期待感からの参加に他ならないからである。かくいう筆者もそうした考えから既に登録を済ませた一人だ。

様々な人々の欲望と期待が渦巻く中、Saar Wilf氏が知人200人を招待してから始まったというこの「Initiative Q」はどこまで発展を続けるのか?今後の動向からも目が離せない。

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