誰かの夢がみんなの財産になるSNS「FiNANCiE(フィナンシェ)」のオープンβ版が、3月7日にリリースされた。「FiNANCiE」は、夢を追いかけ頑張っている人とそれを応援したい人の新しいコミュニティの形の実現を目指しているという。
MT:「誰かの夢がみんなの財産になる?はて?どういうことでしょう?」
MZ:「フィナンシェから発表されたプレスリリースには以下のような説明がありました。」
「フィナンシェ」とは
フィナンシェは、夢がみんなの共有財産になる、ドリームシェアリングサービスです。夢を持つ人(ヒーロー)と夢を支援する人(ファン)が出会い、その実現に向けて、一緒に活動していくコミュニティです。ヒーローはカードを発行し、取引をすることができます。ファンはヒーローカードを所有し、コミュニティを通じてヒーローの様々な夢を支援できます。夢を支援する人も、夢を叶える人も、夢をみんなの共有財産として一緒に豊かになっていける、ファンエコノミー時代のまったくあたらしいサービスです。
MT:「ドリームシェアリングサービス?ヒーローカード?聞き慣れないワードが出てきて頭の中が「?」マークでいっぱいです。」
MZ:「身近な例をもとに「FiNANCiE」を見ていきましょう。不本意ではありますが、ミトミツさんがヒーローであったとします。」
MT:「どうも、中高年の希望の星、あなたの心のヒーロー “ミトミツ” でございます。」
MZ:「これまではヒーローであるミトミツさんに対してファンの方は何となくミトミツさんが好きだけど、ミトミツさんの活動を遠くから眺め応援している感じでした。しかしこの「FiNANCiE」ではファンはヒーローと密に繋がり、ともに成長していく運命共同体のような存在になります。」
MT:「ファンあってのヒーローですからね。ファンとの距離が近いというのは望むところです。さながらSNS版ミトミツさんファンクラブみたいな感じでしょうか。」
MZ:「まずはヒーローであるミトミツさんが自身のヒーローカード(という名のトークン)を発行します。ちなみにヒーローカードはイーサリアムERC20トークンで発行され、発行数や取引記録はブロックチェーンで管理されます。」
MT:「ミトミツさんのヒーローカード、、いい響きです。。」
MZ:「ミトミツさんの夢に共感してくれたファンはミトミツさんを応援すべくミトミツさんのヒーローカードを購入します。ヒーローカードの売上はヒーローであるミトミツさんの活動資金となります。すなわちファンの方はヒーローカードを購入することでミトミツさんの夢を支援できるというわけです。」
MT:「なるほど私に出資してくれるわけですね。でもそんなお金だけもらってしまって、ファンの方たちは支援する対価として何かもらえたりしないのですか?例えば「ミトミツさんサイン入りポスター」とか。」
MZ:「基本的には何ももらえません。ヒーローカードを所持することでヒーローを支援する無償の愛です。ただし、所持するヒーローカードの数が多いほど魅力的な特典を受けられるチャンスが増えるなど報酬をヒーロー側が設定することは可能なようです。」
MT:「となると、私の夢に全力で賛同するか、あるいはよほど私のファンでもない限りなかなかミトミツさんのヒーローカードなんて購入してくれないのではないでしょうか?」
MZ:「確かにしがないミトミツさんのヒーローカードだけでは何の魅力もありませんが、そこはきちんと設計されてあるようです。コミュニティ活動が盛んになればなるほどカードの価値が上がり価格も上がる仕組みとなっています。つまりファンの方は、ミトミツさんのヒーローカードの価格が上がればそれを売却することで利益を得ることも可能なのです。」
MT:「私のことを応援しておきながら良い値が付いたらミトミツさんのヒーローカードを売却?ちょっと待ってください。それじゃまるで美味しい餌を散々与えておいて、いい感じに成長したら食肉として業者に売られる豚さんと一緒じゃないですか。そんな殺生な~。」
MZ:「その点では、純粋に応援する熱烈なミトミツファンと投資目的で応援するにわかミトミツファンの2種類が存在することになるかもしれません。しかし売却されるということは、新たにミトミツさんのヒーローカードを購入してくれる新規のファンが付くということですから市場の流動性という側面から見ればとても良いことです。」
<「FiNANCiE」のメリット>
・ヒーローカードを所有することでヒーローを支援しファンとしての確たる証明も手にできる。
・ヒーローはファンから気持ちだけでなく金銭的な支援も受けることができる。
・ヒーローとチャットで親交を深めたり、ヒーローに直接貢献できたり、限定優待などの特典も得ることができる。
・ファンとヒーローが一緒になってコミュニティ活動を盛り上げながらともに夢へ向かって歩むことを体感できる。
・コミュニティ活動の度合いによってヒーローカードは成長し価値が上がるため、売却することで利益を得ることも可能。
MT:「これからのヒーローはファンに対して単に夢を与える存在ではなく、ファンと一緒に夢を育みともに歩んでいく存在になる、か。うむ、私の進むべき道がハッキリと見えてきたような気がします。というわけで早速ヒーローカード発行しに行ってきます。」
MZ:「現時点ではヒーローは承認性となっていますし、「FiNANCiE」にとっていい迷惑です。失敗事例を提供しに行くようなものですからやめてください。」
「FiNANCiE」が提案するブロックチェーンを使った新しいファンの在り方。近い将来これが世の中のスタンダードとなる日が訪れるかもしれない。まずはここから一人でもビッグなヒーローが誕生し成功事例を作ることができるか否かが「FiNANCiE」の今後の発展を占うと言えるだろう。正式リリースは5月、年内にはアプリ版やグローバル版のリリースも予定している。
参考:「FiNANCiE」プレスリリース