ビットコインキャッシュのハッシュ戦争の勝者はビットコインABCなのか、それともSVか?

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ビットコインSV派のメディアcoingeek.comは、26日にハッシュ戦争の終結宣言ととれるプレスリリースを発表しました。

この中で、25日にビットコインABCより30ブロック先に進んだことや、Satoshi Visionのために戦ったことを述べており、今後は、ビットコインSVのさらなる成長をサポートするために安定性を最優先し、安定性を取り戻すために準備ができ次第リプレイプロテクションを行うと発表しました。以前は、最終的に残るコインは一つであり、リプレイプロテクションは不要としていましたが、ビットコインABCとの覇権争いに、終止符を打つための対策を取るようです。

一方、ビットコインABCは、20日のリリース発表でビットコインキャッシュネットワークを脅かすマイナーが存在しており、ユーザーがそれを不安に思っているのは理解しているとした上で、今までにない最高のコインにするためにコミュニティと協力して仕事をしていくとしており、それ以降の発表はありません。

ビットコインABCのBlock Heightを見ると、ビットコインSVより、約60ブロックほど先に進んでおり、より長いブロックを掘った方がビットコインキャッシュを受け継ぐという言葉通り、ビットコインABC側に既存のBCHティッカーを使用する取引所もでてきています。また、直近のハッシュレートもSVよりABCが高くなっています。

これらを総合すると、勝者は、ビットコインABCのようにも見えます。しかし、コインの価格にそれらは反映されておらず、ABCとSVの両方のコイン価格を足しても、ハードフォーク前の安定していた価格帯(5万円台)には及びません。

また、ハッシュレートをみると、両陣営とも安定はしているものの、ハードフォーク前と比較すると低下しています。
ハッシュレートが下がるということは、そのコインをマイニングしても収益があがらないため、魅力がないと判断したマイナーが撤退しているとみることができます。

ビットコインSVのハッシュレートに関しては、SVPoolが51%以上のハッシュレートが占めることがあったり、ビットコインキャッシュの大半を占めていた大手マイニングプールcoingeekのハッシュの低下もあり、不安定さが目立ちます。

出典:coin.dance
51%以上のハッシュを占めるのがなぜ悪いかというと、51%攻撃が可能となってしまうからです。
本当に攻撃をしてしまうと、コインの信頼性も価格も暴落するため、攻撃する可能性はほぼありませんが、もしかするとという心理的影響があります。

結果、どちらも勝者と呼べる状態にないように見受けられます。
勝者もなく、仮想通貨市場に、大きな混乱をもたらした今回のハードフォークは、はたして意義があったのか、今後の二つのコインの成長に証明してもらうしかありません。

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