保管だけはもう古い?ハードウェアウォレットに続々と取引機能

日本国内の仮想通貨取引所では非常にハッキングが多いです。古くはマウントゴックスから始まり、今年2018年はコインチェック、Zaif、と歴史上大きなハッキング事件が発生ています。海外取引所もハッキング事件はありますが、日本は特に狙われているのではないでしょうか。

過去事件の教訓から「資産は自分で守るしかない」ということで注目を浴びているのは個人で秘密鍵を管理するハードウェアウォレットの存在です。現在主要3社のハードウェアウォレットが入手可能です。

ハードウェアウォレットの詳しい紹介はこちら↓

そのハードウェアウォレットの大手が相次いで取引機能を発表しています。

ハードウェアウォレット大手が取引機能を発表

■2018年10月22日 Trezor社の取引機能実装の発表
https://blog.trezor.io/
取引機能を持つShapeShiftとChangelly、両社との提携のもとハードウェアウォレットに取引機能が実装されます。

TREZOR紹介用URL 480×100

■2018年10月25日 Ledger社がBlockchainウォレットと提携してコイン交換可能に
https://blog.blockchain.com/
ウォレット大手Blockchain社との提携により取引機能がついた特別仕様のハードウェアウォレットが発売決定。Blockchainウォレット内の取引機能はShapeShift社にて提供されています。

主要3社すべてに取引機能がつくことに

もともとハードウェアウォレットのKeepkeyはスイスの取引所ShapeShiftが買収した過去もあり、ハードウェアウォレットにも関わらずアルトコイン同士を交換できる取引機能を兼ね備えていました。

先行していたkeepkeyの取引機能を他2社も追いかける形で実装したことになり、出回っているハードウェアウォレットの主要3製品で取引機能が行えることになります。

ShapeShift、Changellyとは?
交換したいペア(交換元コインと交換先コイン)を選択し、指定されたアドレスに交換元コインを送ると、指定したアドレス宛に希望するコインが送られてくる便利な機能です。これらはアカウント作成不要またはメールアドレス登録のみで行われるため、手軽に利用できることが最大の特徴です。

ハードウェアウォレットKeepkeyではこのShapeShiftの簡単・お手軽な交換機能をハードウェアウォレットのアプリ内に実装しそれを直接利用できるようになっています。

ちなみに日本発の仮想通貨ウォレットGinkoもChangellyと提携したことを2018年11月2日に発表(公式プレスリリースより)しました。ウォレットから直接コインを交換するサービスが今後急速に広がることが予想されています。

資産の保持方法と取引の未来

ハードウェアウォレットで手軽な取引機能がつくということはどういうことでしょうか?通常、持っているコインから別のコインを購入する場合、ハードウェアウォレットから仮想通貨取引所にコインを送金しその上で別のアルトコインを購入、それを安全に管理するためにハードウェアウォレットに送金するという手順が発生します。

その工程には世界中のハッカーが狙っている仮想通貨取引所にどうしても資産を預けて取引する必要が出てきます。

一方で取引サービスが利用できるハードウェアウォレットはどうでしょうか?秘密鍵はオフラインでハードウェアウォレットに保管され、あるコインに交換したい場合も送金するだけで希望コインを受け取ることが出来ます。

こういった取引所機能を有したハードウェアウォレットはまさに究極の個人カストディ(資産保管)付き取引所サービスと言ってもいい内容で、未来のコイン売買はすべてこうなるのでは?と思わせる機能なのです。

すべてがこうなるとは少し言い過ぎかも知れませんが、こういった流れからkeepkeyに続き、Trezor社やLedger社も取引機能の実装に動いています。

日本で普及する前にもう進化か

まだまだ日本でのハードウェアウォレットが普及しているとは言い難い状況ですが、もしかすると一般的に広まる前にハードウェアウォレットが大きく進化するかもしれません。

秘密鍵を保管するだけのハードウェアウォレットはもう古い。安全な保管、そして取引サービス。このキーワードで今後のハードウェアウォレットの進化を見守りましょう。

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