ステーブルコイン(stablecoin)とは

  • 公開日:
  • 更新日:
  • 編集者P
用語集

ステーブルコイン(stablecoin)は一定の価値、法定通貨と等価にするといった手法により実現される、従来の仮想通貨のようなボラティリティの大きさをなくしたトークンの総称です。一般的に仮想通貨は法定通貨と比較して価格の変動が激しく、相場変動リスクなど現状では社会での実用性には問題があります。この問題への解決策、価格の安定性と一般の人々に対して仮想通貨の持つ有益性を提供するための手段のひとつとしてステーブルコインは提案されています。

ステーブルコインのタイプ別分類

ステーブルコインは大きく3つの型に分類されます。

  • 法定通貨担保型:USDT、TSUD、DGX(金担保)、Petro(原油担保)
  • 仮想通貨担保型:DAI(ETH担保)、Havven(二重トークン)
  • 無担保型:Basis、Saga
法定通貨担保型

 法定通貨担保型は、発行されたトークンに対して同額の法定通貨や価値を保証された資産を担保として預ける。代表的なのはUSDTのテザーあたりが有名でしょうか。金を担保にするDGXのディジックスダオなどもあります。よく話題に上るベネズエラ政府発行のペトロは原油が裏付けにされている。
担保に価値が保証された資産、法定通貨を預けるので実施した場合の効力は高い。しかしいくつかの点で問題があり一般への普及は難しいと言われる。
それは、ひとつに発行する総トークンの想定保証総額に見合う法定通貨となると莫大な金額となること。ふたつに、莫大な額の法定通貨を扱うに足る信用機関はそれなりに強い権威を持つ中央集権組織であり、非中央集権を理想とする仮想通貨とは反目しやすい関係にあるということ。

仮想通貨担保型

 仮想通貨担保型は、仮想通貨の担保に別の仮想通貨を価値の裏付けとして預ける。法定通貨による担保ゆえ発生する中央集権的な要素を排し、仮想通貨の非中央集権の理想を目指した環境で価格安定性の達成をするための物である。
しかし、これには大きな欠陥があります。通貨の担保となる仮想通貨が同様に不安定なことです。そのため仮想通貨担保型はそのほとんどが価格変動へ対応するために200%などの過剰な量の預金を行い担保をかけている。その過剰な担保で発生する余剰部分を運用することで配当を行うなど、様々な資金施策がされている。しかし、不安定な仮想通貨を不安定な仮想通貨で安定性を保証させるための仕組みが複雑になってしまいユーザーの不安を払拭できずに利用が促進されない。

無担保型

 無担保型は、担保を裏付けとして保有せず、法定通貨のアルゴリズムをできるだけ忠実に模倣することを目標としている。スマートコントラクトに準備銀行のような機能を持たせ、価格の安定性を基礎的な経済法則である需要と供給によりバランス機能させる。これによりその通貨がペッグされた資産の価値に可能な限り近づくよう、取引が加熱し高額化すればトークンの発行を増やし価格を下げ、取引の流動性が低下し価格が下がればそのトークンの供給量を減らし価格を上げる。
この手法はシニョリッジ・シェアというクリアマティックス・テクノロジーズ株式会社の創設者兼CEO、ロバート・サムスにより考案されたプロセスをもとに構築されている。

関連ワード:ステーブルコイン
Close Menu