ファイナリティーとは

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用語集

ブロックチェーンにおいて「ファイナリティー(finality)」とは確定を意味する言葉です。言い換えると「覆らない」となります。
ブロックチェーンの利点として、改竄が難しく第三者を置かずに信頼性の高い台帳履歴が残せる点が重要視されていることからこの「ファイナリティーという概念」と「その有無」は非常に重要なポイントでもあります。

もともと「ファイナリティー」という言葉は、金融業界などの決済に関わる業界で広く使われてきた「決済の確定」に関する概念です。日本銀行のサイトで紹介されている「決済の実行」の中では、以下の2点を満たすことが「ファイナリティーのある決済」として挙げられています。

(1)受け取ったおかねが後になって紙くずになったり消えてしまったりしない
(2)行われた決済が後から絶対に取り消されない

参照:日本銀行 Bank of Japan「第7章 決済の実行/ファイナリティーという概念」

ブロックチェーンによる取引では、トランザクションおよびコントラクトの実行と結果の合意=書き込み結果であるブロック生成とそれがいつファイナリティーを迎えるか?の、その覆らないタイミングが重要です。

Bitcoinを例にすると、コンセンサスはPoWにより「6ブロックの承認を経た段階で確率的ファイナリティーを得られる」としています。つまり実は1ブロックごとにファイナリティーはなく、さらに確率的という限りなくゼロとはいえ覆る可能性を抱えているということです。これでは厳密にファイナリティーが保証されていないことになります。これはナカモトサトシがビットコインの論文でも説明しています。

現在、様々なブロックチェーンプロジェクトが立ち上げられ、コンセンサスアルゴリズムの方式が議論開発がされていますが「ファイナリティー」を持つことは採用の絶対条件とも言われています。

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