マルチシグ(Multi Sig)マルチシグネチャーとは

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用語集

マルチシグ(Multi Sig)とは、マルチ・シグネチャー(Multi signature)を略したもので、「複数 署名」の事です。

通常、ビットコインなどの仮想通貨を送るときは、ユーザーが作成した単一の秘密鍵で署名することが一般的ですが、これを複数の秘密鍵による署名でなければ送れないようにセキュリティを高めた署名方法がマルチシグになります。

マルチシグでの署名の必要数は「2/3」や「3/5」などのように記述され、2/3であれば3つのうち2つの署名が必要となり、3/5であれば5つのうち3つの署名がそろわなければ認証されません。

何らかの方式でマルチシグを導入している(すべき)サービスとして挙げられる筆頭は「仮想通貨交換業者」です。企業として顧客の資産を安全に管理する必要がありますが、そのシステムには不特定多数の人間が関わるため、どれほど内部統制を図ってもどこかでヒューマンエラーが発生し得ます。事実、2018年1月に580億円もの仮想通貨流出を起こしたコインチェック事件は、社内メールに仕込まれた不正なスクリプトからのマルウェア感染に端を発し、ホットウォレット上で全額管理し、マルチシグを導入していなかった事で単一署名で操作されたことが大きな被害の要因となりました。

最近では海外での秘密健を保全するカストディサービスシーンでも利用され、例えば「3/5」のマルチシグを用意し、カストディアン側が2つを保管してくれます。もしユーザーが秘密健の紛失に見舞われても、1つでも保全できていればカストディアンにより保管された2つを合わすことで3/5が満たされ復旧が可能になります。秘密鍵は3つ必要ですから、2つだけ保管するカストディアン側は不正操作のような顧客資産の悪用をすることはできません。

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