米仮想通貨取引所ジェミナイ(Gemini)がビットコインの拡張技術SegWitに対応

米有数の仮想通貨取引所であるジェミナイ(Gemini)が、ビットコインの拡張技術であるセグウィット(SegWit)に対応したことを発表した。今年初めに行われたAMA(Ask me anything)でも、SegWit対応について言及していたが、予定通りジェミナイウォレットへの正式対応が行われた。

古くから仮想通貨取引所を運営していることで知られるジェミナイは、SegWitの拡張機能が広まる以前に構築されたウォレットを使っており、ウォレットを一から構築しなおしている最中で、移行は簡単に行えるものではないとしていた。

今回の移行を終えた新たなウォレットでは、SegWitなどの機能サポートの他、Zcash、Litecoin、およびBitcoin Cashのサポートも行っている。

セグウィット(SegWit)とは

SegWitはSegregated Witnessの略で署名データを分離させる手法のこと。2015年に提案されビットコインには2017年に実装された。

ブロックチェーンの高速化は、鎖でつながれた各ブロック内部をいかに効率よく収納するかに影響する。通常は署名領域も含めてブロックが構成されていたが、署名部分を別の領域に分離させブロック内のデータ削減を行うことで高速化を図る。

実質的にブロックサイズを拡張するのと同様の効果(約1.7倍)が得られ、全体の高速化が実現できる。また現在普及しているブロックチェーン外で送金を行うライトニングネットワークはこのセグウィットを前提としている技術であり、その他のメリットもあることが特徴となっている。

セグウィットのトランザクションは全体の4割程度

ビットコインのすべてのトランザクションのうち、セグウィット技術を使ったものは現在4割程度となっている。トランザクションも高速化し手数料も割安になるが、今回のGeminiの発表でもわかる通り、ウォレットのセグウィット対応に一定のハードルがあることから、大手取引所でもまだ対応していないところが多い。

だが今回発表されたGeminiの公式ブログでは以下のように発表されている。

他の取引所やカストディアンの中には、2018年の初めからSegWitを部分的にサポートしているところもありますが、取引所として完全なサポートでサービス提供するのはGeminiが初めてです。

私たちはSegWit技術を前向きな進展と捉えており、手数料、待ち時間、およびネットワークの混雑を減らすのに役立ちます。またLightningネットワークの基盤となっていることも非常に重要です。

今後SegWitが標準になると信じており、普及することでBitcoinネットワークのすべての参加者に大きな利益を生み出すでしょう。

参考:Gemini Upgrades Wallet with Full Support of SegWit

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