ざっくりおぼえるブロックチェーン

仮想通貨に手を出してみよう、ICOに参加してみよう、と思った時必ず出てくる「ブロックチェーン(分散型台帳技術)」と言う言葉。
「ブロックチェーンとは?」といった解説サイトはたくさんあるけれど、聞き慣れない言葉がいっぱいでてきて結局何なのかわからない!と思った方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は「ブロックチェーンというのはだいたいこんな感じ」とざっくり覚えられる内容にしてみました。

※ざっくり理解することが目的なので、なるべくわかりやすいように身近な例えを使ったりしているため、
 本来のブロックチェーンとは少し異なる部分もあると思いますがご了承ください。

仮想通貨とブロックチェーン

「ブロックチェーン」はビットコインが作られる際に出来た技術の事で、ブロックチェーン自体が仮想通貨、というわけではありません。しかし、ブロックチェーン無くしてビットコインが成立しないように、世の中にたくさんある仮想通貨はブロックチェーンの技術を使って作られています。ちなみに、ビットコイン以外の仮想通貨も「ブロックチェーン」を利用していますが、各通貨によって基本的には別の「ブロックチェーン」になります。例えて言うならば、ブロックチェーンが「スマートフォン」というくくりで、ビットコインはアップル社のiPhone、みたいな感じです。コインが違う=メーカーが違うというイメージをするとわかりやすいかと思います。
様々な仮想通貨を作り出すためにはブロックチェーンが必要ですが「仮想通貨専用」の技術というわけではなく、分散型台帳技術の考え方は使い方次第で色々な応用ができるため、今では様々な分野で研究されています。ただ、今の所利用されている殆どは仮想通貨のようです。

ざっくりポイント:
・ブロックチェーンはビットコイン作るときにできた技術のこと
・ブロックチェーン自体が仮想通貨ってわけじゃないらしい
・技術や考え方はいろんな分野に活用できるみたい

よく聞く言葉:中央集権型とか分散型台帳とか

仮想通貨やブロックチェーンを調べてみると度々出てくる言葉、中央集権とか分散とか。何が集まってるのか分散してるのかさっぱりわかりません。一体何を表しているんでしょうか。

ある部署Xにスケジュール管理担当のAさんがいたとします。Aさんはみんなのスケジュールを管理していて、メンバーは各々Aさんにスケジュールを報告して管理してもらっています。
しかし、部署Yではスケジュール管理担当というポジションが無いため、全員が全員のスケジュールを把握するようにしています。誰かがスケジュールの追加を行うと、全員でその情報を共有するようにしています。

部署Xのような誰かが統括しているような状態を中央集権型、部署Yのように情報が一極集中ではなく分散されて管理されているので、分散型といいます。

分散型は部署全員でスケジュールを管理しているので、管理担当を雇う人件費は必要ありません。細かい部分はおいといて、ざっくり言えばこんな感じです。

ざっくりポイント:
中央集権型→情報の管理を一手に引き受ける人がいる。
分散型  →みんなで仲良く管理

ブロックチェーンとマイニング

仮想通貨の話には必ず出てくるマイニングって一体…?マイニングは直訳すると採掘する事ですが、炭鉱で何か掘るわけでは無いのになぜマイニングと言うんでしょうか。

ブロックチェーンを使ったシステムでは、中央集権型とは違って追加された情報が正しいのか判断する「特定の管理者」がいません。そのため、取引情報の整合性をチェックして承認する人たちが必要になります。その承認者たちを「マイナー(採掘する人)」といいます。承認者なら何でAuthorizerじゃないの?と思いますよね。これは承認する仕組みに由来しています。

ブロックチェーンはざっくり言うと、コンピューターが複雑な計算をすることで、その取引情報を承認するのかしないのかを判定しています。複雑な計算に関しては難しくなるのでざっくり割愛しますが、承認者として手をあげた人たちが頑張って計算式を解いて、一番最初に計算式を解いた人に報酬としてコインが発行されます。このコインは流通しているものではなく新規に発行されるもので、鉱山から金を掘り出すかのようであるところから、「マイニング(採掘)」と言われています。

ざっくりポイント:
成功報酬にコインが貰える承認作業、まるでコインを掘り出しているみたいだからマイニングって言うんだって

結局ブロックチェーンって…?

ここまで読んで、仮想通貨で使われてるらしい!分散型でみんなで管理しているらしい!で、結局どういうものなの?って思いますよね。現状仮想通貨に使われているものが殆どであるので、お金の受け渡しを例にしてみましょう。

AさんがBさんに100円渡そうと考えています。Aさんは、「Bさんに100円渡します」と宣言をします。すると承認者たちが現れて、Aさんは100円以上ちゃんと持っているのか、その取引は整合性が取れているのか等チェックを開始します。誰かがチェックを完了し承認されるとAさんから100円マイナス、Bさんに100円プラスといったメモを1つ作って前のメモ書きに貼り付けて繋げ、取引が成立します。この取引等の情報が書かれたメモが「ブロック」と呼ばれるもので、新しいブロックが作られるたびに前のブロックに貼り付けてチェーンのように繋げて行くので、ブロックチェーンと呼ばれています。

ブロックチェーンは参加している個人個人がデータを共有して成り立っているので、セキュリティ的に弱いのではないか、と思う方もいるでしょう。しかしデータはコピーされ皆で持っているため、悪意のあるユーザーが改ざんをしようと試みても、1つ2つのデータを書き換えたところで有効なブロックと承認されることはありません。そういった点で、1箇所で管理する中央集権型に比べるとデータが改ざんされにくい、とも言うことが出来ます。

ブロックチェーンざっくりまとめ:
・仮想通貨じゃないけど仮想通貨に使われてる
・管理者不在で安上がり、かもしれない
・みんなでデータを共有、管理。改ざんされにくい
・取引履歴がつながって出来ている
・今後はいろんな分野、場面で活躍しそうな予感

ざっくりあとがき

どんな事でも聞き慣れない言葉が羅列されていたり難しそうな説明ばかりされると、理解し足を踏み入れようとする前にどうしても躊躇、敬遠しがちになってしまいますが、ざっくりとでも言葉の意味だったり雰囲気を知ることができると、その先は案外すんなり馴染めてしまったりするものです。難しすぎて分からない!という方の背中をちょっと後押しして、より詳しく勉強してみようかな、というきっかけを作ってもらえたら良いなと思います。

ということで、今回はICO、仮想通貨のキモである「ブロックチェーン」というものについてざっくりと書いてみました。ではまたそのうちざっくりとお会いしましょう。

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